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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.03.06 12:12

GTWCヨーロッパ:ブラックファルコンが2020年体制発表。元ベントレーのアブリル加入

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ル・マン/WEC | GTWCヨーロッパ:ブラックファルコンが2020年体制発表。元ベントレーのアブリル加入

 GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(旧ブランパンGTワールドチャレンジ)に参戦するブラックファルコンは3月5日、2020年シーズンの参戦体制を発表しビンセント・アブリルのメルセデス・チーム加入を明らかにした。

 メルセデスAMGの実質的なワークスチームともいえるドイツの強豪カスタマーチームは2020年も引き続き、ヨーロッパ各地を転戦していくGT3レースシリーズに参戦する。マシンはこれまでと同様にメルセデスAMG GT3を継続するが、2019年に登場した新型へとスイッチされている。
 
 このマシンに乗り込むドライバーは長年、同チームからGTシリーズに出場しているマーロ・エンゲルと、ルカ・ストルツだ。この2名がスプリントシリーズでマシンをシェアし、イェルマー・ブールマンに代わってブラックファルコンに加わったアブリルが、エンデュランスカップで第3ドライバーを務めることになる。

 元ベントレー・ボーイズであるアブリルは約1年前にイギリスメーカーから離れ、2019年シーズンはメルセデス陣営が誇るもうひとつのワークス格、AKKA ASPのメルセデスAMG GT3をドライブ。ラファエル・マルチェッロとともにスプリントレースで3度の優勝を飾った。

 ブラックファルコンがシリーズに投入するもう1台のメルセデス、5号車はシルバーカップのクルマだ。こちらの車両もエースカーの4号車と同様にフルシーズンを戦うが、スプリントレースとエンデュランスカップでドライバーが異なる。

 耐久シリーズに参加するのはセルゲイ・アファナシエフ、パトリック・アッセンハイマー、ヒューバート・ハウプトの3名。スプリントではフィンレイ・ハチソンがまだ発表されていないもうひとりのドライバーとマシンをシェアする予定だ。

 なお、ブラックファルコンがGTワールドチャレンジ・ヨーロッパにシルバーカップ車を投じるのは今シーズンが初めてとなる。

「GTワールドチャレンジ・ヨーロッパでプログラムを拡大できることにとても満足している」と語るのは、ブラックファルコンのチーム代表を務めるショーン・ポール・ブレスリン。

「今シーズンもスプリントとエンデュランスの両方の分野で、私たちの能力を存分に発揮したいと思う」

「多くの課題を抱えるエキサイティングな1年が待ち受けている。我々の準備は充分に整っており、シーズンの開幕を楽しみにしているんだ」

AKKA ASPから同じメルセデス陣営のブラックファルコンに移籍したビンセント・アブリル
AKKA ASPから同じメルセデス陣営のブラックファルコンに移籍したビンセント・アブリル


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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