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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.03.09 15:27
更新日: 2020.03.09 15:47

前年王者のカルダレッリ&マペッリ、2020年もFFFレーシングからGTWCヨーロッパ参戦へ

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ル・マン/WEC | 前年王者のカルダレッリ&マペッリ、2020年もFFFレーシングからGTWCヨーロッパ参戦へ

 2019年にチャンピオンチームとなったオレンジ1・FFFレーシングチームは、同チームでドライバーズタイトルを獲得したアンドレア・カルダレッリと、マルコ・マペッリをふたたび起用して2020年シーズンのGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップ(旧ブランパンGTチャレンジ)に参戦すると発表した。

 イタリアと中国のチームは3月7日、2020年シーズンの体制発表を行いFFFレーシングの共同オーナーであるカレダレッリが昨年、ともに栄冠を掴んだマペッリとタッグを組んでシリーズに復帰することをアナウンス。

 また、2019年シーズンもこの2名とランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoをシェアしたデニス・リンドが、ふたたび第3ドライバーとしてプログラムに参加することを明らかにした。

 その一方で、オレンジ1・FFFレーシングチームは欧州での活動縮小を示唆。IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジへの関与を深めるため、カルダレッリとマペッリのチャンピオンコンビがスプリントレースに出場する可能性は低いとみられている。
 
 日本のスーパーGT経験者であるふたりは、2020年初頭にIGTCへのコミットが明らかにされ2月にはFFFレーシングチームのランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoで、IGTC第1戦リキモリ・バサースト12時間レースに参戦した。

■濱口弘もFFFでタイトル防衛へ

 オレンジ1・FFFレーシングチームではProクラスと同様に、Pro-Amクラスでもドライバーラインアップを継続する。
 
 2019年シーズン、同チームはフィル・キーンと濱口弘を擁してブランパンGTワールドチャレンジを戦い、見事Pro-Amクラスのシリーズチャンピオンを獲得した。2020年シーズンに向けては、このコンビネーションを維持し19号車ランボルギーニでタイトル防衛に挑む。

 一方、シルバーカップに投入する3台目のランボルギーニに搭乗するメンバーには変更があり、フロリアン・ラトーレとバプティスト・ムーランという新顔2名が、昨季から継続起用されるテイラー・プロトとマシンをシェアすることになった。
 
 オレンジ1・FFFレーシングチームの活動計画と、マシンのカラーリングは4月7日、サンタアガタ・ボロネーゼを拠点とするチームの打ち上げイベントで正式に発表される予定だ。

「2020年シーズンはすでに始まっているが、スポンサーやパートナー、そして友人たちに向けて公式に発表する時間がなかった」と語るのは、FFFレーシングチームの共同オーナーであるフー・ソンギャン。

「そのため、新しいファクトリーで初めて開催するチームのプレゼンテーションを楽しみにしているんだ」

「オレンジ1のメンバー、ランボルギーニ・スクアドラコルセの主要メンバー、そしてロジャー・デュブイといった我々の特別なスポンサーを迎えるのに最適な場所となるだろう」

「2019年に活躍したドライバーたちの復帰と、2020年に向けて新しいドライバーを迎えられたことをうれしく思う。ヨーロッパのレースで、エンジンのスイッチをオンにすることを本当に楽しみにしている」


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