3月9日、GT3カーで争われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパを運営するSROモータースポーツ・グループは、4月17〜19日にイタリアのモンツァで開催される予定だったエンデュランスカップの第1戦について、新型コロナウイルス感染症の影響でキャンセルとすることを発表した。
すでにSROは、2月25日の時点で新型コロナウイルス感染症に関する緊急時対応計画を発表していたが、今回の決定はそれに沿ったもの。イタリアでは現在感染者が多数報告されているが、SROは「感染拡大の懸念が継続しており、イタリアの現在の状況に照らし、キャンセルは不可抗力だった」とその理由を発表した。
SROは今回の決定にともない、10月9〜10日にカタルニアでエンデュランスカップの第5戦と最終戦を行い、10月30日〜11月1日に、スプリントカップをイモラで追加開催する。
この決定により、ジェントルマンドライバー向けのGTスポーツクラブ。ヨーロッパのカレンダーも変更されるほか、モンツァで開催予定だったランボルギーニ・スーパートロフェオの代替案は、近日中に発表される。
他のイベントについては現在のところ変更はないが、SROは「引き続きグローバルな状況を監視し、必要に応じてアップデートを提供する」としている。
