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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.03.19 11:50
更新日: 2020.03.19 12:03

45年の歴史で初。IMSA第3戦ロングビーチが延期から一転、開催中止に

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ル・マン/WEC | 45年の歴史で初。IMSA第3戦ロングビーチが延期から一転、開催中止に

 ウェザーテック・スポーツカー選手権を運営するIMSA国際モータースポーツ協会は3月18日、主催者から開催延期がアナウンスされていた2020年シーズン第3戦『アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ』についてステートメントを更新し、同イベントの中止が正式決定したと発表した。

“ロングビーチ・グランプリ”の名で知られる同レースは、アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチの市街地コースを舞台に、4月17~19日の日程で行われるはずだったNTTインディカー・シリーズと、北米スポーツカー最高峰シリーズの併催イベントだ。

 先週、主催団体であるロングビーチ・グランプリ協会は、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けてロングビーチ市が決定した、大規模イベントを禁止する措置に従いグランプリの延期を決定。

 その後、関係者によって2020年後半へスケジュールを変更するための努力が重ねられてきたが、多くの要因によってそれが叶わず。最終的に年内の開催はキャンセルされることとなった。

 18日午後の声明で確認された同イベントの中止は、ロングビーチ・グランプリ45年の歴史のなかで初めての事態が発生したことを意味する。

 Sportscar365は代替日程について、9月開催がインディカーとIMSAの間で協議されたものの、実現しなかったことを理解している。

 ロングビーチ・グランプリ協会のジム・ミカリアン会長兼CEOは声明を通じて次のように述べた。

「ここ数日、アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチを年内に延期開催する可能性を積極的に探ってきた」

「すべての熱心なファンと、大切なクライアントのために何かをまとめることができなかったことにとても失望している。しかし、ロングビーチでのイベントをこのように導いたすべての要素を組み立て直そうとすること、それを2020年内に行うのは現実的ではないとの考えに至った」

 なお、IMSAはチームに提供された声明のなかで、2021年にロングビーチに戻ることを約束し、今季のカレンダーにロングビーチを置き換えるイベントを実施するべく、積極的に代替イベントを模索していくとしている。

2019年IMSA第3戦ロングビーチのスタートシーン
2019年IMSA第3戦ロングビーチのスタートシーン


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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