ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.04.13 12:25
更新日: 2020.04.13 12:32

【動画】プジョー、ル・マンカー『908』の分解・組み立て作業タイムラプスを公開


 プジョーのモータースポーツ部門であるプジョー・スポールは4月13日、公式Twitterを更新し、フランス・ベリジーのワークショップ内で『プジョー908』が分解されふたたび組み立てられる様子が記録されたタイムラプス動画を公開した。

 2022年からWEC世界耐久選手権に参戦し2011年以来、初めてル・マン24時間レースにカムバックするとアナウンスしているプジョー。彼らの母国であるフランスは現在も新型コロナウイルス感染症の流行が続き、その感染拡大を抑えるために厳しい外出制限が掛けられている。

 そんななか、プジョーは自宅に留まる人々がモータースポーツの“習慣”を失わないようにと1本の動画を公開。それが今回アップロードされたタイムラプス動画だ。

 この動画に登場するのは、2011年のル・マンでアウディR18 TDIと手に汗握る名バトルを繰り広げたプジョー908。ル・マンではライバルに敗れたものの、2-3-4位フィニッシュを果たした他、同年のILMCインターコンチネンタル・ル・マン・カップではアウディを倒してチャンピオンを獲得している。

 約1分間のタイムラプス動画では、そんなプジョー908が作業エリアに運び込まれると同時に前後オーバーハングセクションが外される。続いてアンダーカウル、足回りとミッション、エンジンが降ろされ、最後はモノコックのみの姿に。その後、ふたたび組み立てられる様子が収められている。

 日本でも新型コロナウイルスによる危機を迎え、不要不急の外出を控えるよう求められているなかで“モータースポーツロス”を感じている方も多いはず。61秒の比較的短い動画ではあるが、しばしの間ひと昔前のル・マンを戦ったプロトタイプカーの内部を覗き見て喪失感を補ってみては。


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