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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.04.14 12:36
更新日: 2020.04.14 13:00

現役ドライバー50名が参戦するIMSA iRacing Proシリーズが誕生。4月16日始動

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ル・マン/WEC | 現役ドライバー50名が参戦するIMSA iRacing Proシリーズが誕生。4月16日始動

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、1月末のデイトナ24時間レース以降、2020年シーズンが実質的な中断に追い込まれているIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権。このような状況から、シリーズを運営するIMSA国際モータースポーツ協会は次戦ワトキンスグレンまでの約2カ月の間、隔週木曜日に『IMSA iRacing Proシリーズ』というバーチャルレースシリーズを開催すると発表した。

 これに先立つ動きとしてIMSAでは、現実世界でWEC世界耐久選手権との併催イベント“スーパーセブリング”が行われるはずだった3月21日に、iRacingを使った仮想レース『IMSAセブリング・スーパーサタデー』を実施している。

 このレースは90分のスプリントレース形式が採られ、出場者はウェザーテック・スポーツカー選手権を中心としたIMSAシリーズに参戦中の現役ドライバーとされたなか、上限となる50名のエントリーを集めた。

 車両はすべてGTE(GTLMクラス)車両で、BMW M8 GTE、ポルシェ911 RSR、フォードGTから選択。記念すべき初回のレースではBMWワークスドライバーのブルーノ・スペングラーがM8 GTEで勝利を飾った。

 eレースのシリーズ化決定後、初めてのラウンドの舞台となるのはウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカだ。

 4月16日にシリーズ第2戦として行われるこのイベントも、成功を収めた3月のセブリングと同様に50名の現役ドライバーが参戦予定。また、参戦車両ではフェラーリ488 GTEが新たに登場し4車種でのバトルが展開されることになる。

 シリーズは隔週木曜日アメリカ時間の夜に開催され、16日18時(日本時間17日7時)から行われる第2戦以降は、4月30日に第3戦ミド・オハイオ、5月14日の第4戦と5月28日の第5戦は開催地未定、最終戦は6月11日にワトキンスグレンを舞台に争われる予定だ。

 いずれのレースもiRacingのYouTubeチャンネル、Twitchチャンネル、Facebookページでライブ配信が行われることがアナウンスされており、日本でも視聴可能となる。

 IMSAのジョン・ドゥーナン代表は「私たちが行ったセブリング・スーパーサタデーのイベントと、それに続き(インディカーなど)他の主催団体が開催したiRacingイベントを見れば、(eレースが)レースファンに人気があることが証明されている」語った。

「参加してくれたドライバーたちによる素晴らしいレースを多くの人に見てもらったことで、IMSAチーム、iRacingのパートナー、その他の多くのパートナーの間でさらに議論が交わされることになった」

「その結果、我々は協力して、新型コロナウイルスの影響で欠落した2020年のウェザーテック・スポーツカー選手権の実際のスケジュールをいくらか反映させた、一連のeレースシリーズを行うことが理論的であると判断した。そうしてIMSA iRacing Proシリーズが誕生したんだ」

■IMSA iRacing Proシリーズ スケジュール(4月3日版)

Round Date Event
1 3月21日 セブリング・スーパーサタデー
2 4月16日 ラグナ・セカ
3 4月30日 ミド・オハイオ
4 5月14日 未定
5 5月28日 未定
6 6月11日 ワトキンスグレン


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