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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.04.20 13:25
更新日: 2020.04.20 13:28

WEC、8月のスパ6時間を開催へ。ベルギー政府はイベント禁止発令も「計画は変わっていない」

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ル・マン/WEC | WEC、8月のスパ6時間を開催へ。ベルギー政府はイベント禁止発令も「計画は変わっていない」

 WEC世界耐久選手権は先週、ベルギー政府が8月31日までに同国内で行われるすべての大規模イベントの開催禁止を指示したにもかかわらず、8月15日に予定されているトタル・スパ・フランコルシャン6時間レースを実施する予定だ。

 4月15日にベルギーのソフィー・ウィルメス首相によって発表されたこの措置は、新型コロナウイルスの影響で見直しを余儀なくされたWECの2019/2020年シーズンカレンダーで、8月15日にリスケジュールされたスパラウンドの開催に疑問を投げかけた。

 7月末に『トタル・スパ24時間』の開催を予定していたSROモータースポーツ・グループは、当局の決定を「完全に尊重する」ことで同ラウンドの延期を選択。一方、WECの広報担当者はSportscar365に対し「私たちの計画は何も変わっていない」と語った。

「(予定どおり)8月に開催する予定だ」と述べたこのスポークスマンは、「今後、数カ月の内に我々は多くのことを知るだろう。そのときにはより多くの詳細をアナウンスするつもりだ」と続けている。

 また、この担当者はドイツで同様の規制に直面しているNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ(旧VLN)が計画しているように、WECでも無観客でのレースを行う準備ができているかと尋ねられたとき「まだなんとも言えない」と答えた。

 なお、規則によれば世界選手権のシーズンの正式に完了させるには、ル・マン24時間を含む最低6つのレースを開催する必要があるとされている。

 これに基づいたとき、WECではこれまでに計5戦を終えているため、このスパラウンドや、ル・マン後に開催が予定されている2度目のバーレーン8時間レースは、必ずしも必要なイベントであるとは言えないのが実情だ。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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