ポルシェは6月13～14日に開催される世界最大級のオンライン耐久レース『ル・マン24時間バーチャル』に4台のポルシェ911 RSRを投入するが、そのマシンカラーリングが初公開された。
ル・マンの“仮想”サルト・サーキットを舞台に争われるeレースに参戦する4台のポルシェワークスカーには、50年前にポルシェが伝統の耐久レースで初めて成し遂げた総合優勝に敬意を表するリバリーが設定された。
1970年、ハンス・ヘルマンとリチャード・アトウッドがドライブする『ポルシェ917』は同社初の栄冠を手にしている。バーチャルレースに参戦する4台の911 RSRは、ポルシェにとって歴史的な意味を持つこの西暦をマシンリバリーに設定。
マシンを上から見たときに『1970』のグラフィックが現れるようにした他、そのカラースキームは優勝チーム、ポルシェKG・ザルツブルクのオリジナルカラーリングであるレッドとホワイトを含むものとなっている。
レーシングシミュレーター『rFactor 2』のプラットフォームを使用して行われるこのバーチャルレースに計4台のファクトリーカーを送り込むポルシェは、そのドライバーラインアップに自社ワークスドライバーをはじめ、ヤングプロフェッショナルドライバー、ジュニアドライバー、そしてプロのシムレーサーを組み合わせで挑む。
日本でも活躍し現在はABBフォーミュラE選手権に参戦中のアンドレ・ロッテラー、同僚のニール・ジャニは、シムレーサーのミッチェル・デヨンク、ジェレミー・ブテロップと91号車をシェアする予定だ。
僚友92号車はジャクソン・エバンス、マット・キャンベル、マック・バッカム、ジェレミー・ブテロップという組み合わせに。93号車はIMSA iRacing Proシリーズにも参加しているニック・タンディとアイハンキャン・グーベン、そこにシムレーサーのジョシュ・ロジャース、トミー・オストガードが加わっている。
94号車にはベテランのパトリック・ピレと女性ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロが参加し、マーティン・クローンケ、デビッド・ウイリアムズとともに24時間レースを戦う。
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