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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.07.22 11:36
更新日: 2020.07.22 11:47

IMSA:アキュラ、2020年シーズン限りでペンスキーとの提携を終了と正式発表

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ル・マン/WEC | IMSA:アキュラ、2020年シーズン限りでペンスキーとの提携を終了と正式発表

 ホンダの北米ブランドであるアキュラは7月21日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiプログラムをともに実行しているチーム・ペンスキーとのパートナーシップが2020年シーズン末に終了することを発表した。

 北米スポーツカーシリーズに誕生した新しいトッププロトタイプカテゴリーに、ライバルのキャデラック、マツダ、ニッサンから1年遅れとなる2018年に参入したアキュラ。
 
“名門”チーム・ペンスキーとタッグを組みアキュラ・チーム・ペンスキーとしてシリーズに挑んだプロジェクトは、オレカ07ベースのアキュラARX-05を2台走らせ参戦初年度から勝利をマークすると、これまでに通算4勝、計14回のポディウムフィニッシュと9度のポールポジションを獲得している。

 さらに、2年目となった昨シーズンはファン・パブロ・モントーヤ/デイン・キャメロン組6号車アキュラARX-05がシリーズチャンピオンを獲得し、これが同プログラム成功のハイライトとなっている。

 そんなアキュラの声明によれば、チーム・ペンスキーとの3年間のプロジェクトは「相互合意」によって終わろうとしているという。

「アキュラとHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)の全員を代表して、チーム・ペンスキーの素晴らしい努力と、アキュラARX-05での目覚ましい成果に感謝したい」と語るのはアキュラ・モータースポーツの競技部門であるHPDのテッド・クラウス社長。

「(2017年の開発期間を含め)プログラムの最初の2年と少しの間に我々がともに達成した成功は、私たちがより多くの勝利を手にし、シリーズタイトルを守り抜き最高のかたちでパートナーシップを終了させる決意をさらに強くした」

 今回の提携終了のアナウンスではアキュラによるDPiプログラムの将来については何も発表されていないが、Sportscar365はペンスキーに代わる他のチームがこれを引き継ぐことが可能であると理解している。

ファン・パブロ・モントーヤとデイン・キャメロンが駆る6号車アキュラARX-05は、2019年シーズンに3勝を挙げシリーズチャンピオンに輝いた。
ファン・パブロ・モントーヤとデイン・キャメロンが駆る6号車アキュラARX-05は、2019年シーズンに3勝を挙げシリーズチャンピオンに輝いた。
アキュラ・チーム・ペンスキーの初優勝は2018年第4戦ミド・オハイオ。エリオ・カストロネベス/リッキー・テイラー組7号車が僚友6号車組を従えてワン・ツー・フィニッシュを飾った。
アキュラ・チーム・ペンスキーの初優勝は2018年第4戦ミド・オハイオ。エリオ・カストロネベス/リッキー・テイラー組7号車が僚友6号車組を従えてワン・ツー・フィニッシュを飾った。
アキュラARX-05はLMP2カーのオレカ07をベースに開発されたDPiマシン。アキュラ独自のスタイルリングが与えられたほか、エンジンは3.5リットルV6ツインターボのAR35TTが搭載されている。
アキュラARX-05はLMP2カーのオレカ07をベースに開発されたDPiマシン。アキュラ独自のスタイルリングが与えられたほか、エンジンは3.5リットルV6ツインターボのAR35TTが搭載されている。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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