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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.07.28 17:03
更新日: 2020.07.28 17:43

ル・マン24時間:バイコレスの3人目はウェッブ。候補のデ・オリベイラはコロナ禍で断念

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ル・マン/WEC | ル・マン24時間:バイコレスの3人目はウェッブ。候補のデ・オリベイラはコロナ禍で断念

 9月19~20日に開催される2020年のル・マン24時間レースへ出場するバイコレス・レーシングチームは、4号車ENSO CLM P1/01・ギブソンをシェアする3人目のドライバーにオリバー・ウェッブを指名し、ドライバーラインアップを完成させた。

 バイコレスは今季のル・マン参戦に先立ち、WEC世界耐久選手権の次戦第6戦スパ・フランコルシャンでシリーズに復帰することを発表。ドライバーにトム・ディルマンとBMWワークスドライバーのブルーノ・シュペングラーのふたりを起用し、残る1名を後日アナウンスするとしていた。

 その最後のひとりとして選ばれたウェッブは、伝統の耐久レースの“前哨戦”となる8月のスパ6時間レースと、9月に行われるル・マン本戦の2レースでプライベーターLMP1マシンをドライブすることになる。

 ウェッブのル・マン参戦は今季で7回目。2014年と15年はLMP2チームから出場したが、2016年以降の4回はいずれもバイコレスの一員として参加している。

「(新型コロナウイルスの流行に伴う)ロックダウン後のWECシーズン後半をバイコレスとともにLMP1カーに戻れるのは素晴らしいことだ」と語ったウェッブ。

「スパとル・マンはシーズンスケジュールの中で僕にとってベストなトラックだ。トム・ディルマンとブルーノ・シュペングラーという素晴らしいチームメイトと一緒に戦えることをうれしく思う。彼らは非常に速く、完璧な組み合わせだと確信している」

バイコレス・レーシングチームからWEC第6戦スパと第7戦ル・マン24時間に参戦するオリバー・ウェッブ
バイコレス・レーシングチームからWEC第6戦スパと第7戦ル・マン24時間に参戦するオリバー・ウェッブ

 これに対しバイコレス・レーシングチームの運営責任者であるボリス・ベルメスは次のように付け加えた。

「オリバー(・ウェッブ)はLMP1で豊富な経験を持つ優れたドライバーだ」

「トムとブルーノに彼が加わったことで、我々は今後行われるスパとル・マンでのレースイベントに向けて、強力なラインアップを用意することができた」

 オーストリアに拠点を置くバイコレスは、アップグレードしたENSO CLM P1/01のテスト今後、数週間継続させ10回目のル・マン挑戦に備える予定だ。

 なお、バイコレスは長年にわたってスーパーGTなど日本の国内シリーズで活躍するジョアオ・パオロ・デ・オリベイラをル・マンで迎えるために動いていたと考えられている。
 
 しかし、2020年シーズンも日本を拠点に活動するオリベイラは27日に自身のTwitterアカウントを更新し、コロナ禍で外国人の再入国が制限されていることからオファーを断らなくてはならなかったと説明している。

ル・マン参戦を断念した理由を自身のTwitterで説明したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(右)
ル・マン参戦を断念した理由を自身のTwitterで説明したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(右)


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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