ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.07.28 12:08
更新日: 2020.07.28 12:15

WEC:第6戦スパのサクセス・ハンディキャップが決定。セブリング用と同等の数値に


ル・マン/WEC | WEC:第6戦スパのサクセス・ハンディキャップが決定。セブリング用と同等の数値に

 8月13~15日にベルギー、スパ・フランコルシャンで開催されるWEC世界耐久選手権第6戦スパ・フランコルシャンの“サクセス・ハンディキャップ”が決定した。
 
 サクセス・ハンディキャップとは2019/2020年シーズンのWECにおいて、最高峰カテゴリーであるLMP1クラスを戦うハイブリッド車とノンハイブリッド車の性能差を調整するためのシステムだ。

 各車の調整は車両最低重量、ラップあたりのエネルギー使用量と燃料使用量、燃料タンク容量、給油リストリクターのほか、ハイブリッド車では電動システムのエネルギー使用量とパワーを制限することで行われ、これらの数値を決定するハンデ量は選手権ポイントの差とWECが定めた係数、そしてサーキットの全長を用いて計算されている。

 ル・マン24時間レースの“前哨戦”に位置づけられるスパでもっとも重いハンディキャップを背負うのは、第5戦終了時点でポイントランキング首位に立つTOYOTA GAZOO Racingのマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドで、僚友8号車トヨタよりも1周あたり0.44秒遅くなる。

 これは新型コロナウイルスの流行にともなうアメリカの入国規制によって開催が中止された、セブリング1000マイルで使用されるはずだったハンディキャップと一致するものだ。

 なお、今回の0.44秒/Lapというギャップがセブリング用に設定された0.38秒/Lapのマージンよりわずかに拡大している点については、1周が7kmに及ぶスパ・フランコルシャンの全長がセブリングのトラック長を上回っていることで説明できる。

■スポット参戦のバイコレスはレベリオンと同じ数値に

 このハンデ量を基に行われる調整をみていくと、トヨタの7号車はERS(エネルギー回収システム)のエネルギー使用量が3.53MJ/Lapに制限されている。また、セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組8号車は3.88MJ/Lapとなった。

 一方、ノンハイブリッドLMP1カーを走らせるレベリオン・レーシングと、スポット参戦のバイレコレス・レーシングチームの両チームのクルマにはポイント差に関係なくまったく同じ量のハンデが与えられている。

 彼らのハンディキャップは1周あたり1.58秒で、7号車トヨタと比較すると1.94秒速く、8号車トヨタとは1.5秒差となる。車両重量ではプライベーターの2台が877kg、トヨタ勢は932kgだ。

 各車の燃料リストクター径はレベリオンとバイコレスがφ26.10mmで共通なのに対し、トヨタの2台では8号車がφ19.65mm、7号車は姉妹車よりも0.05mm小さいφ1.60mmとなっている。

2018/19年のWECスパではル・マン仕様のロードラッグエアロを持ち込んだトヨタ。今季もスパで登場となるか。
2018/19年のWECスパではル・マン仕様のロードラッグエアロを持ち込んだトヨタ。今季もスパで登場となるか。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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