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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.08.14 09:30
更新日: 2020.08.14 22:25

半年ぶりにWEC再開! スパのFP1はノンハイブリッドの2台がトヨタを凌駕

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ル・マン/WEC | 半年ぶりにWEC再開! スパのFP1はノンハイブリッドの2台がトヨタを凌駕

 WEC世界耐久選手権は8月13日、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで2019/20シーズン第6戦スパ・フランコルシャン6時間レースが開幕。フリープラクティス1回目(FP1)では、レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン(ブルーノ・セナ/グスタボ・メネゼス/ノルマン・ナト組)がトップタイムをマークした(リザルトはこちら)。

 2月にアメリカ・テキサス州オースティンで行なわれた第5戦から約半年、待ちに待ったWECの19-20シーズンが再開した。今回のスパ戦は13日の木曜日にFP1、14日金曜日にFP2&3および予選、15日土曜に決勝というスケジュールで行なわれる。新型コロナウイルスの影響により、無観客での開催となった。

 TOYOTA GAZOO Racing勢がこのシーズン初めてロードラッグ(ローダウンフォース)パッケージを持ち込むなど、9月に控えたル・マン24時間レースを占う位置づけのともなる一戦は、既報のとおり石川資章率いるMRレーシングの撤退によりLMP1クラス4台、LMP2が10台、LMGTEプロが6台、LMGTEアマが10台という計30台で争われることとなった。

 このなかでLMP2の37号車、ジャッキー・チェン・DCレーシングのガブリエル・オーブリが新型コロナウイルス陽性の疑いがあるため、自主隔離に入ったことから不参加に。また、前週のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのスパ戦におけるオーブリの参戦チームである25号車アルガルベ・プロ・レーシングのスタッフも自己隔離下に置かれており、25号車もFP1での走行を見送っている。

 さらにABBフォーミュラE選手権ベルリン戦とのバッティングにより8号車トヨタのセバスチャン・ブエミ、LMP2クラスのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、LMGTEクラスのアレックス・リンが、ジャガーIペースeトロフィー参戦のためLMP2のニック・フォスターが、この日の走行には加わっていない。

 現地時間16時25分から90分間にわたって行なわれたFP1は、気温27度/路温40度というコンディションでスタートした。

 計測開始後すぐにトヨタがトップタイムをマークしたものの、1号車レベリオンのナトが計測3周目に2分02秒469のベストタイムをマークして早くもトヨタを上回り、これがセッションを通じての総合ベストタイムとなった。なおレベリオンは今回、ハイダウンフォース仕様のボディワークで走行している

 セッション2番手に続いたのはバイコレス・レーシング・チームの4号車ENSO CLM P1/01・ギブソンで、オリバー・ウェッブがレベリオンから約1秒落ちのタイムを記録。ノンハイブリッドLMP1マシンがトップ2を占めた。

 サクセス・ハンデキャップの影響が色濃いTOYOTA GAZOO Racingの2台が7号車、8号車の順で3~4番手に続いた。トヨタはトップのレベリオンから約1.1秒の差をつけられており、空力仕様の差も影響してか、とくにセクター2で劣勢となっている。

FP1で3〜4番手につけたトヨタの2台。ローダウンフォース(ロードラッグ)仕様で走行している。
FP1で3〜4番手につけたトヨタの2台。ローダウンフォース(ロードラッグ)仕様で走行している。

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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