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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.08.26 09:45
更新日: 2020.08.26 11:34

ル・マン24時間:関口雄飛が参戦へ。全59台の最新エントリーリスト発表

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ル・マン/WEC | ル・マン24時間:関口雄飛が参戦へ。全59台の最新エントリーリスト発表

 ACO(フランス西部自動車クラブ)は8月25日、9月19~20日に決勝が予定されている第88回ル・マン24時間レースの暫定エントリーリストを更新した。出場台数は7月17日に発表されていたリストの60台から59台へと減少。また、スーパーGT・GT500クラスのポイントリーダーでもある関口雄飛が、ル・マン24時間デビューを飾ることが明らかとなった。

 新型コロナウイルスのパンデミックにより、通常の6月開催から9月へと延期された2020年のル・マン24時間レース。暫定エントリーリストは当初、62台+リザーブで構成されていたが、7月20日時点で60台・リザーブなしへと変更されていた。

 エントリーを取り消すこととなったのはLMP2のサンダーヘッド・カーリン・レーシング45号車(ダラーラP217・ギブソン)で、これによりチェティラー・レーシング47号車が唯一のダラーラユーザーとなった。

 このほか、TBCとなっていたドライバーの多くが正式にリストに名を連ねていたり、LMP2・LMGTEアマクラスを中心にいくつかのチームではドライバーの変更もされている。

 LMP2のドラゴンスピードUSAでは、フェリックス・ローゼンクヴィストに代わり、ランガー・バン・デル・ザンデが登録された。

 また、リシャール・ミル・レーシングチームのキャサリン・レッグもELMSテスト時のクラッシュの影響かエントリーを取り消しており、TBCとなっている。このほか、LMGTE Amの78号車プロトン・コンペティションの3人目のドライバーがTBCとなっており、ドライバー未発表はこの2枠のみとなった。

 日本勢ではLMP1クラスにTOYOTA GAZOO Racingからエントリーする小林可夢偉と中嶋一貴、LMP2のハイクラス・レーシング33号車をドライブする山下健太のWECフル参戦組に加え、既報のとおりLMP2のユーラシア・モータースポーツを山中信哉がドライブし、ル・マンデビューを飾る。

 またLMGTEアマクラスにMRレーシング枠からエントリーすることを先日発表したCARGUY RACINGの木村武史、ケイ・コッツォリーノがリストに記載されているほか、同チームの3人目としてなんと関口雄飛がエントリーすることが明らかとなった。

 CARGUYは「オール日本人」トリオでの参戦を明言しており、「GT500やスーパーフォーミュラに参戦する日本人のトップドライバーを起用する予定」としていたが、これが関口だったことになる。

 1987年生まれの関口は、過去に欧州でフォーミュラ・マスターズに参戦、さらには2016-2017シーズンにアジアン・ル・マン・シリーズにランボルギーニ・ウラカンGT3で出場した経験があるが、海外の長距離耐久レースへの本格参戦はこれが初となる。

 ル・マン・デビューを飾る関口がどんな走りを見せてくれるのか。日本のファンとしては、楽しみがひとつ増えたと言っていいだろう。

■2020ル・マン24時間 暫定エントリーリスト LMP1

No WEC Team Nationality Car Driver Tyre
1 W レベリオン・レーシング CHE レベリオンR13・ギブソン B.セナ
N.ナト
G.メネゼス
MI
3 レベリオン・レーシング CHE レベリオンR13・ギブソン R.デュマ
N.ベルトン
L.デルトラス
MI
4 バイコレス・レーシングチーム AUT エンゾCLM P1/01・ギブソン T.ディルマン
B.シュペングラー
O.ウェッブ
MI
6 W チームLNT GBR ジネッタG60-LT-P1・AER M.シンプソン
G.スミス
C.ダイソン
MI
7 W トヨタ・ガズー・レーシング JPN トヨタTS050ハイブリッド M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス
MI
8 W トヨタ・ガズー・レーシング JPN トヨタTS050ハイブリッド S.ブエミ
中嶋一貴
B.ハートレー
MI

■2020ル・マン24時間 暫定エントリーリスト LMP2


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