ベントレーは最終戦キャラミでのベントレー・チームMスポーツ復帰を含むIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの、残りシーズンラウンドでの活動計画を確定させた。
イギリスのラグジュアリーカーメーカーは今年6月、新型コロナウイルスの“パンデミック”による影響を受けて、ワークスチームであるベントレー・チームMスポーツによるIGTCのフルシーズンエントリーを取り消し、その一方でカスタマーチームへの支援に力を注ぐと発表した。
しかしベントレーは9月2日、コンチネンタルGT3が第2戦インディアナポリス8時間、第3戦トタル・スパ24時間、そして第4戦キャラミ9時間という3つのレースでIGTCのポイントを争うことを確認。各ラウンドにエントリーするチームを明らかにしている。
10月2~4日に行われるインディアナポリス戦に出場するのは、アメリカに拠点を置くK-PAXレーシングだ。今季はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパでのプログラムも開始した同チームは、ジョーダン・ペッパー、マキシム・スーレ、ジュール・グーノンのバサースト12時間優勝トリオで、ベントレーの連勝とチームの母国ウインを目指す。
GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの1戦でもあるスパ24時間にはK-PAX、CMR、チーム・パーカー・レーシングの3チームから5台のコンチネンタルGT3が出場する予定だ。
Mスポーツの登場は12月10~12日に南アフリカで開催されるキャラミ9時間で、2月のバサースト以来、約10カ月ぶりにIGTCに復帰することになる。なお、エントリーは2台体制で行われる予定だが、ドライバーラインアップについては現時点では確認されていない。
「インターコンチネンタルGTチャレンジは、グローバルGTレースの最高峰であり、自動車メーカーとして私たちが戦うべき場所です」と語るのは、ベントレー・モータースポーツのダイレクターを務めるポール・ウイリアムズ。
「私たちは今、IGTCのタイトルを目指して戦い続けることができるが、それにはエリート・カスタマー・レーシングチームの拡大したファミリーを活用している」
「4つのチームがタイトル争いに貢献する可能性を秘めていることは本当にエキサイティングなことだ。これをともに勝つことができれば、我々のカスタマーレースプログラムにとって素晴らしい成果になるだろう」