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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.10.24 07:00
更新日: 2020.10.24 22:01

スパ24時間:ダンプ路面のSPで88号車メルセデスがポール獲得。可夢偉組フェラーリは8列目スタートに

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ル・マン/WEC | スパ24時間:ダンプ路面のSPで88号車メルセデスがポール獲得。可夢偉組フェラーリは8列目スタートに

 F1やWEC世界耐久選手権の開催地としてお馴染みのオールドトラック、スパ・フランコルシャンで開催されているトタル・スパ24時間レースは10月23日、予選トップ20台のマシンが決勝レースのスタートポジションを懸けて争う“スーパーポール(SP)”が行われ、ラファエル・マルチェッロ駆るメルセデスAMG・チーム・アッカASPの88号車メルセデスAMG GT3(マルチェッロ/ティムール・ボグスラフスキー/フェリペ・フラガ組)がポールポジションを獲得した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、当初予定されていた7月から約3カ月遅れでの開催となっている2020年のスパ24時間。SROモータースポーツ・グループが運営するIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジと、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパというふたつのシリーズの“ハイライト”に位置づけられている今大会では、前日の22日に予選Q1~Q4が行われSPに進出する20台が決定した。

 迎えた23日、ウエットコンディションでのウォームアップに続いて現地18時20分からSPがスタートした。このセッションは予選20番手から順にコースインし、各車2周のフライングラップを行ったなかでのベストタイムでグリッドを決定するもの。

 トラック上、部分的にウエットパッチが残るダンプ路面となったなか、まず登場したのは小林可夢偉を起用して参戦しているハブオートの27号車フェラーリ488 GT3だ。
 
 可夢偉のチームメイトであるトム・ブロンクビスト駆る27号車フェラーリは、計測1周目では思うようにタイムを伸ばせず。一方、27号車に続いてコースインしたジュリアン・アンドロウアーがドライブする99号車ポルシェ911 GT3 R(ローヴェ・レーシング)が2分34秒008を記録。これが最初のターゲットタイムとなった。

 この基準タイムを予選18番手だった163号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(エミール・フレイ・レーシング)のアルバート・コスタが2分33秒400で上回ると、同じくランボルギーニ勢の63号車ウラカンGT3 Evoを駆るアンドレア・カルダレッリ(オレンジ1・FFFレーシング)がベストタイムを0.106秒更新してトップに浮上してみせる。

 その直後、クリストファー・ミースがドライブする25号車アウディR8 LMS(アウディスポーツ・チーム・サンテロック)が2分32秒979をマーク。ベストタイムは2分32秒台に突入していく。

 しかし、その後しばらくはタイムの更新がなく、2分32秒台に入ってきたのは暫定2番手タイムとなる2分32秒990を記録したトーマス・プライニングの40号車ポルシェ911 GT3 R(GPXレーシング)のみだった。

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