2020年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦ラグナ・セカは11月1日、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで2時間40分の決勝レース行われ、アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05(リッキー・テイラー/エリオ・カストロネベス組)が優勝。ファイナルラップ直前まで首位を走っていた6号車アキュラARX-05は僚友に勝利を譲り2位でフィニッシュした。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けて、大きくカレンダーが変更された今季のウェザーテック・スポーツカー選手権。シーズン終盤を迎え佳境に入っているチャンピオン争いは、トップ5までが18点差にひしめく接戦具合。最終戦を前にしたこの第10戦は、シリーズチャンピオン候補が絞られるラウンドとなった。
予選・決勝をワンデーで行う変則日程での開催となった今戦では、ファン・パブロ・モントーヤ駆る6号車アキュラARX-05(アキュラ・チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得し、チームメイトの7号車が2番手につけアキュラ勢がフロントロウを独占した。
正午前にスタートを迎えた決勝でも2台のアキュラARX-05はライバルを寄せ付けないスピードを発揮。とくにモントーヤ、デーン・キャメロンとつないだ6号車は一時、チームメイトを20秒弱引き離す快走を披露する。
しかしチェッカーまで残り25分となったところで、コース上のデブリを回収するためにフルコースコーションが出たため、このギャップはリセットされることに。
レースは残り時間20分から再開。ここでも6号車アキュラが集団の先頭に立ったが、アキュラ・チーム・ペンスキーはランキング2番手につける7号車を前に出すよう指示を出す。その結果、ファイナルラップに入る直前の最終コーナーで6号車と7号車の順位が入れ替えられ、7号車・6号車の順で翌周のチェッカーフラッグを受けた。
総合3位にはスタートでふたつポジションを落とすも、自力で3番手に浮上したピポ・デラーニ/フェリペ・ナッセ組31号車キャデラックDPi-V.R(ウィレン・エンジニアリング・レーシング)が入り、マツダモータースポーツの55号車と77号車マツダRT24-Pがこれに続くトップ5リザルトとなっている。