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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.11.09 18:55
更新日: 2020.11.09 19:01

WECバーレーン:勝ったほうが世界王者! TS050ハイブリッド最終レースはトヨタ内対決に

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ル・マン/WEC | WECバーレーン:勝ったほうが世界王者! TS050ハイブリッド最終レースはトヨタ内対決に

 WEC世界耐久選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は11月12~14日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2019/2020年シーズン最終戦に2台のトヨタTS050ハイブリッドで参戦する。LMP1規定車のラストイベントとなるWECバーレーンでは、トヨタの7号車と8号車によって争われているシリーズチャンピオン争いも決着し、今レースで勝ったほうがワールドチャンピオンに輝く。

 ル・マン24時間3連覇を達成したトヨタTS050ハイブリッドは2016年にデビュー。以来、WECで33戦に出場し15回のポールポジションと優勝18回を数え、さらにファステストラップも14回記録している。

 そんなTS050ハイブリッドは、2019/20年シーズン最終戦をもってWECのLMP1規定が幕を下ろすことから、その役目を終え2021年に新たに登場するLMHル・マン・ハイパーカーにバトンを渡すことになる。

 また、TS050ハイブリッドにとって最後の公式戦となるWECバーレーンは最終戦までもつれたチャンピオン決定の場所でもある。最終戦を前にした段階でのランキング首位は、ル・マンで優勝した8号車のセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組で、ランキング2番手につけるチームメイト、7号車のマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組を7ポイントリードしている。

 このため、週末のバーレーンでは今季のLMP1クラスで採用されている“サクセス・ハンディキャップ”において7号車が有利な状況でレースに臨むことになる。
 
 これについてTGRは、「システムはチームや車種ではなく、1台ごとにハンディキャップが決定されるため、それぞれのドライバーへの公平性という面から、我々チームはこのシステムの適用を支持します」とし、LMP1クラスのエントリーがトヨタの2台だけとなる今戦でも、引き続きハンディキャップシステムが適用されることに肯定した。

 ワールドチャンピオンを懸けて戦う2台のトヨタTS050ハイブリッドは、ともにハイダウンフォース仕様のエアロを装着。8時間に及ぶ決戦の火蓋は11月12日と13日の練習走行と予選を経て、14日現地14時(日本時間20時)に切られる予定だ。

TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)
TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)

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