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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.01.08 17:21
更新日: 2021.01.21 10:32

WEC:JOTAが体制発表。ストフェル・バンドーンら実力派ドライバーを揃えLMP2王者狙う

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ル・マン/WEC | WEC:JOTAが体制発表。ストフェル・バンドーンら実力派ドライバーを揃えLMP2王者狙う

 WEC世界耐久選手権に参戦するJOTAスポーツは1月7日、2021年シーズンに向けた体制発表を行い、ストフェル・バンドーン、トム・ブロンクビスト、ショーン・ゲラエルの3名を起用することを明らかにした。

 イギリスに本拠を置くチームは2019/2020年シーズン、JOTAとジャッキー・チェン・DCレーシングの運営を担当したが、今季も引き続きWECで2台のオレカ07・ギブソンを走らせる予定だ。

 今回発表されたドライバーラインアップの内、バンドーンとブロンクビストはそれぞれABBフォーミュラE世界選手権にフルタイム参戦することになっている。WECと電動フォーミュラカーシリーズは、互いに日程の重複を避けたカレンダーを発表していることから両名はふたつのシリーズに出場することができる。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権からF1に渡ったベルギー人にとって、今季はスポーツカーレースへの復帰ならびに初めてのWECフル参戦が叶うシーズンなる予定だ。

 ミカエル・アレシン、ビタリー・ペトロフとともにSMPレーシングのLMP1カーでル・マンの総合3位を獲得したバンドーンは「このプログラムと2021年のフォーミュラEのキャンペーンを組み合わせることは本当に良いことだと思う。シーズンがスタートするのがとても楽しみだよ」と語った。

「JOTAと一緒にWECに参戦できるのは素晴らしいことだ。なぜなら、彼らは非常に競走の激しい環境の中で確率され、尊敬されているチームであり、僕がつねに参加したいと思っている組織だからだ」

「また、ショーン(・ゲラエル)と、トム(・ブロンクビスト)と一緒にWEC参加できるものうれしいよ。彼らは僕のレーシングフレンドとして素晴らしい仲間たちだからね」

 そんなバンドーンのチームメイトとなるブロンクビストはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でBWMのドライバーを務め、2018/19年WEC“スーパーシーズン”
にもドイツメーカーのワークスドライバーとして複数のラウンドに出場した。

 2019年の終わりにBMW陣営から離れたブロンクビストだが、昨年もLM-GTEアマクラスで出場したル・マン、2位でフィニッシュしたバサースト12時間、AFコルセとともに優勝を飾ったポール・リカール1000kmなど主要な耐久レースへの参戦を継続している。

 一方、ゲラエルは近年FIA-F2選手権を主戦場としており、スポーツカーレースでの活躍は2016年のエクストリーム・スピード・モータースポーツ時代に遡ることになる。この年、ゲラエルとブロンクビストはWEC上海でLMP2カーをシェアしていた。

ショーン・ゲラエルとトム・ブロンクビスト、アントニオ・ジョビナッツィがドライブしたリジェJSP2・ニッサン 2016年WEC第8戦上海
ショーン・ゲラエルとトム・ブロンクビスト、アントニオ・ジョビナッツィがドライブしたリジェJSP2・ニッサン 2016年WEC第8戦上海

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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