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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.01.21 20:55
更新日: 2021.01.21 21:27

ハイパーカークラスはトヨタ含め5台に。2021シーズンのWEC年間エントリー発表

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ル・マン/WEC | ハイパーカークラスはトヨタ含め5台に。2021シーズンのWEC年間エントリー発表

 1月21日、WEC世界耐久選手権は2021シーズンの年間エントリーリストを発表した。4クラス合計33台のマシンがリストに名を連ねている。

 この『シーズン9』(2012年のシリーズ復活から9シーズン目にあたる)はもともと、2020/21シーズンとして2020年8月末に開幕予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2019/20シーズンが11月の閉幕へとずれ込んだ。そのため2021年は3月に開幕する単年のシーズンへと変更されている。

 2021年のWECの大きなトピックは、最高峰クラスが昨年までのLMP1から『ハイパーカー』クラスへと移行すること。すでに先日、トヨタGAZOO Racingはハイパーカークラスに投入する新型マシン『GR010ハイブリッド』と、その参戦体制を発表している。

 シリーズから発表されたエントリーリストのハイパーカークラスには、トヨタGAZOO Racingの2台のほか、アメリカのスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(グリッケンハウス・レーシング)から『グリッケンハウス007 LMH』が2台、2021年シーズン限りの特例によってLMP1ノンハイブリッドマシンでエントリーするアルピーヌ・エルフ・マットミュートの1台、計5台が名を連ねている。参戦を表明していたバイコレス・レーシングはリストに記載されていない。

 ゼッケンが708、709となるグリッケンハウスは、1台あたり1名、計2名のドライバーを発表。グスタボ・メネゼスとライアン・ブリスコーが、このアメリカ籍チームに加わることとなった。

 LMP2クラスには11台のマシンがエントリーした。このうち5台はブロンズにカテゴライズされるドライバーを含んでおり、LMP2に新設される『プロ/アマ・トロフィー』を争うことになる。

 LMP2にはいくつかのチームが新規参戦を果たすが、そのなかにはベルギーのWRTの名も記載されている。ドライバーとしてはロビン・フラインスの名が発表されている。

 アストンマーティン・レーシングが昨シーズン限りで撤退となったLMGTEプロクラスは、ポルシェ2台とAFコルセのフェラーリ2台の計4台による争いとなる。

 もっとも多くの台数を集めるLMGTEアマクラスは、先日発表のあった日本のDステーション・レーシングをはじめ、13台がリストに記載されている。

 WECの2021年シーズンは3月にアメリカのセブリングで開幕。6月には伝統のル・マン24時間耐久レース、そして9月には日本の富士スピードウェイでの6時間レースが予定されている。

■次のページへ:2021WEC世界耐久選手権シーズンエントリーリスト(1月21日発表)


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