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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.02.15 12:30
更新日: 2021.02.15 12:58

Gドライブ、ドバイで開催のアジアン・ル・マンで開幕2連勝。日本勢は苦戦強いられる

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ル・マン/WEC | Gドライブ、ドバイで開催のアジアン・ル・マンで開幕2連勝。日本勢は苦戦強いられる

 2月13~14日、ドバイ・オートドロームでAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの2021年シーズンが開幕した。全4戦で争われる今季の前半戦が同週末に行われ、Gドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソン(ヤイフェイ・イー/フェルディナンド・ハプスブルク/レネ・ビンダー組)が第1戦と第2戦、両レースで総合優勝を飾っている。

 AsLMSは各クラスのシリーズチャンピオンを含む年間ランキング上位チームに、世界三大レースのひとつであるル・マン24時間レースへの出場権が与えられる“ル・マン・シリーズ”のアジア版だ。
 
 シリーズは通常、年またぎのウインターシリーズとして実施されているが、今季は新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響を受けてスケジュールが変更に。開催地がアラブ首長国連邦のドバイとアブダビのみとされ、レース日程も2021年2月中に全4戦を行うショートスケジュールとなっている。

 そんななかで迎えた開幕戦ドバイでは、ロシアのGドライブ・レーシング勢が今季最初の予選で速さをみせ、25号車アウルスと僚友26号車アウルスがフロントロウを独占。フェニックス・レーシングの5号車オレカ07・ギブソンが3番手、JOTAの28号車オレカ07・ギブソンが4番手に続いた。

 13日(土)に行われた第1戦決勝。予選で速さをみせた2台のGドライブ勢はサイモン・トルーマー駆る5号車オレカ、さらにJOTAの28号車オレカにも先行を許し3、4番手にドロップしてしまう。
 
 しかし、首位を争う2台が序盤のバトルのなかで接触。ともにダメージを負ったことで順位を落としてしまう。この間にビンダー駆る26号車アウルスがトップに浮上すると、Gドライブの一角がそのままチェッカーまで首位をキープし、開幕戦ウイナーとなった。
 
 一方、ポールシッターの25号車アウルスはマシントラブルに見舞われタイムを失った。チームメイトから2周遅れでチェッカーを受けた同車は、序盤の接触からポジションを回復したJOTAとフェニックスに次ぐ総合4位フィニッシュとなっている。

 LMP3クラスはユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェJS P320・ニッサン(マヌエル・マルドナド/ロリー・ペンティネン/ウェイン・ボイド組)が、僚友3号車リジェとともにワン・スリー・フィニッシュ。クラス2位はニールセン・レーシングの9号車リジェが入った。

 FIA-GT3カーで争われるGTクラスでは、プレコート・ハーベス・モータースポーツの99号車ポルシェ911 GT3 R(ラルフ・ボーン/アルフレッド・レナウアー/ロバート・レナウアー組)が開幕戦ウイナーに。GTアマクラスはリナルディ・レーシングの66号車フェラーリ488 GT3(クリスチャン・フック/マヌエル・ラック/パトック・クジャラ組)が勝利を飾っている。

プレコート・ハーベス・モータースポーツの99号車ポルシェ911 GT3 R
プレコート・ハーベス・モータースポーツの99号車ポルシェ911 GT3 R
2021AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ第1戦ドバイ 決勝結果
2021AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ第1戦ドバイ 決勝結果(PDF)

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