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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.02.27 11:35
更新日: 2021.03.06 12:54

開幕戦ポルティマオのエントリー発表。グリッケンハウスが欠場、コルベットが参戦/WEC

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ル・マン/WEC | 開幕戦ポルティマオのエントリー発表。グリッケンハウスが欠場、コルベットが参戦/WEC

 WEC世界耐久選手権は2月26日、4月4日に決勝が行なわれる開幕戦『ポルティマオ8時間レース』のエントリーリストを発表した。4クラス合計で32台のマシンが名を連ねている。

 LMP1に代わって今季から新たな最高峰クラスとなる『ハイパーカー』クラスでは、年間エントリーリストには含まれていたアメリカ籍のグリッケンハウス・レーシングの2台が欠場。トヨタGAZOO RacingのGR010ハイブリッド2台と、アルピーヌ・エルフ・マットミュートの走らせるノンハイブリッドLMP1マシン1台の、計3台のみがエントリーしている。

 ポルトガル南部に位置するポルティマオのアルガルベ国際サーキットで行なわれる2021年開幕戦は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客で行なわれることが発表されている。

 ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定に合わせた新時代のハイブリッド・レーシングカー、GR010ハイブリッドのデビューレースとなるトヨタは、7号車にマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス、8号車にセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレーという不動のラインアップを採用する2台で、耐久レースの新たなステージの幕開けを迎える。

 なお、全日本スーパーフォーミュラ選手権へエントリーすることがトヨタから発表されている一貴と可夢偉だが、このWEC開幕戦ポルティマオの日程は、スーパーフォーミュラの第1戦富士スピードウェイ戦と日程が重複している。

 イタリアでマシンを開発するグリッケンハウスは当初、アメリカで予定されていた開幕戦セブリングを欠場することを明らかにしていた。その後、開幕戦がヨーロッパ内のポルティマオへと変更になったことで、フル参戦の可能性が出てきていたが、ここへ来てポルティマオの欠場が正式なものとなった。

「我々の目的は速くなること、そしてル・マンで勝つことだ」と、2月25日に『グリッケンハウス007 LMH』をシェイクダウンしたグリッケンハウスのチームオーナー、ジム・グリッケンハウスはSportscar365に対し語っている。

「ポルティマオへと駆け込んで、ただそこにいる、という風にはならない。スパではレースに加わるかもしれないし、その後はル・マンだ」

 グリッケンハウスのほか、1月21日に発表されていた年間エントリーリストからのエントリー変更としては、LMGTEプロクラスへのコルベット・レーシングの参戦がある。63号車シボレー・コルベットC8.Rを走らせるのは、おなじみのアントニオ・ガルシアとオリバー・ギャビンのふたりだ。既報のとおり、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するコルベット・レーシングは、ル・マンまでのWECの開幕3戦へのエントリーを企図している。

 このほか、LMP2クラスに新規参戦するベルギーのWRTでは、新たに参戦ドライバー名が明らかになった。フェルディナンド・ハプスブルクとシャルル・ミレッシが、年間エントリーリストで発表されていたロビン・フラインスに加わっている

 新規フル参戦する日本チームとして注目されるDステーション・レーシング(LMGTEアマクラス)については、今回のエントリーリストでは星野敏・藤井誠暢と組むドライバーの名前は、まだ明らかとなっていない。

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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