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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.03.10 05:50
更新日: 2021.03.10 12:35

2021年ル・マン24時間の暫定エントリーリストが発表。青木拓磨が特別枠から参戦へ

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ル・マン/WEC | 2021年ル・マン24時間の暫定エントリーリストが発表。青木拓磨が特別枠から参戦へ

 3月9日、ル・マン24時間レースを主催するACOフランス西部自動車クラブは、8月21~22日に開催される2021年大会の暫定エントリーリストを発表した。第89回ル・マン24時間には計62台が出場を予定し、最高峰のハイパーカークラスではトヨタの2台を含む5台が名を連ねている。

 F1モナコGP、インディ500と並び“世界三大レース”のひとつに数えられる伝統の1戦は、今年もWEC世界耐久選手権に組み込まれシリーズのハイライトイベントとして開催される。

 しかし、その開催時期はコロナ禍の影響で無観客開催となった2020年と同様に、例年の6月から2カ月遅い8月中旬に延期された。それにより当初、第3戦として行われる予定だったが、開幕から4戦目のラウンドに変更されている。

 そんな2021年のル・マン24時間の暫定エントリーリストが9日に発表され、伝統の1戦への出場資格を得た計61台と、賞典外となる特別枠“ガレージ56”の車両1台を加えた都合62台が明らかになった。

 LMP1に代わり、LMHル・マン・ハイパーカー規定のマシンで総合優勝が争われるハイパーカークラスには、その内の5台がエントリー。

 すでに車両発表とテスト走行を済ませているTOYOTA GAZOO RacingのトヨタGR010ハイブリッド2台と、先月末にシェイクダウンを行ったグリッケンハウス・レーシングが投入する2台のグリッケンハウス007 LMHに加え、旧規定車で参戦するアルピーヌ・エルフ・マットミュートのアルピーヌA480・ギブソンというWECフル参戦メンバーが揃った。

 LMP2クラスはWEC参戦チームの11台に加え、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズを制して出場権を得たユナイテッド・オートスポーツのオレカ07や、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズのチャンピオンとなったGドライブ・レーシングのアウルス01などが名を連ねた。その数14台に上り、クラス別で最多の合計25台となっている。

 この内、ドライバーラインアップにブロンズランクのジェントルマンドライバーを含むのは、ナレイン・カーティケヤンを擁するレーシング・チーム・インディア・ユーラシアの74号車リジェJS P217など11台で、これらのチームは今季から設けられたLMP2 Pro/Am部門で争うことになる。

 盛況のLMP2クラスとは対照的に、LM-GTE Proクラスのエントリー数はふた桁に届かず。ル・マン初登場、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権からやってくるコルベット・レーシングの2台のシボレー・コルベットC8.Rと、ウェザーテック・レーシングが走らせる79号車ポルシェ911 RSRがWECを戦うフェラーリとポルシェ勢に加わった計7台での戦いとなる予定だ。

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