ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.03.18 17:03
更新日: 2021.03.18 17:06

「ハイパーカー/LMP1と、LMP2との間にはもっとギャップが必要」とアルピーヌ


ル・マン/WEC | 「ハイパーカー/LMP1と、LMP2との間にはもっとギャップが必要」とアルピーヌ

 ノンハイブリッドLMP1マシン『アルピーヌA480』で2021年のWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エンデュランス・チームのフィリップ・シノー代表によれば、ハイパーカークラスとLMP2クラスのラップタイム差を拡大するために、いくらかの“微調整”が必要になるという。

 規則移行年の特例措置により、レベリオン・レーシングが使用していたレベリオンR13をベースに『アルピーヌA480』を仕立てて最高峰クラスへと参戦するアルピーヌは、これまでのところ唯一となるテストをスペインのモーターランド・アラゴンで2月に実施している。

 このセッションには、WECのLMP2クラスにエントリーするリシャール・ミル・レーシングのオレカ07・ギブソンも参加していた。この車両も、シノーが率いるシグナテックによってオペレートされるものだ。

 3月16日にA480の正式発表を済ませた後、シノーはSportscar365に対し、WECのハイパーカークラスにおけるBoP(性能調整)において、A480がパワーの抑制と重量の増加を受けることを「予想した」と語っている。

 ハイパーカークラスを戦うル・マン・ハイパーカー(LMH)は、これまでのLMP1マシンよりル・マンにおいて1周約15秒遅くなることが予測されるため、BoPのプロセスがトップカテゴリーに導入される。

 ふたつのプロトタイプクラスの間の適正なラップタイム差を設けるため、LMP2クラスでは40馬力の削減もなされたが、両カテゴリーのマシンはトラック上でのポテンシャルが接近していることをシノーは示唆している。

「とくにLMP2においては、難しいことになるだろう」とシノーは語っている。

「我々はリシャール・ミル・レーシングのLMP2マシンも走らせたので、LMP2クラスとハイパーカー/LMP1との違いについて、明確な見解がある」

「LMP2とトップクラスの間のギャップについて、ACOとFIAは微調整を施す必要があると思う」

「2つの異なるカテゴリーに2台のマシンがあることは我々の持つ利点のひとつであり、私の目標はこのことについてFIAとACOに明確な見解と客観的な情報を提供することだった。この件については、まだ微調整が必要だ」

 シノーはLMP1とLMP2のラップタイムの違いについてはコメントしなかったが、マージンが「充分ではない」ことを示唆している。

2月にモーターランド・アラゴンで行なわれたテストの様子
2月にモーターランド・アラゴンで行なわれたテストの様子

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