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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.05.10 13:15
更新日: 2021.05.10 13:51

スプリントカップ開幕戦はチームWRTが優勝&2位でポイント大量獲得/GTWCヨーロッパ第2戦

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ル・マン/WEC | スプリントカップ開幕戦はチームWRTが優勝&2位でポイント大量獲得/GTWCヨーロッパ第2戦

 5月8~9日、ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)第2戦がフランス、マニ-クール・サーキットで行われ、スプリント・カップ今季初戦となった土曜のレース1をチームWRTの32号車アウディR8 LMS(チャールズ・ウィールツ/ドリス・ファントール組)が制した。日曜のレース2ではメルセデスAMG・チーム・トクスポーツWRTの6号車メルセデスAMG GT3(ルカ・ストルツ/マーロ・エンゲル組)が勝利を収めている。

 2021年シーズン開幕戦モンツァ(エンデュランス・カップ)から2週間のインターバルを置いて迎えた第2戦マニ-クール。今戦はフランス連戦の第1ラウンドであり、60分のスプリントレースを週末に2度行う“スプリント・カップ”の初戦でもある。

 前年のスプリント・カップ王者であるウィールツとファントールのコンビはこの週末、走り始めからスピードを持っておりフリープラクティス、プレ予選、レース1予選と3セッション連続でトップタイムを刻んでみせる。
 
 迎えた土曜のナイトレースでもその速さは衰えず。彼らが乗り込んだ32号車アウディは予選2番手、3番手につけたエミル・フレイ・レーシングの2台のランボルギーニ・ウラカンGT3エボにポジションを脅かされることなく、終始危なげないレース運びで見事、ポール・トゥ・ウインを果たした。

 2位はスイスチームの163号車ランボルギーニ。3位にも同チームの14号車ランボルギーニが入り、このクルマがシルバーカップのウイナーとなった。また、4台で争われたプロ-アマカップでは、総合18位でフィニッシュしたAFコルセの52号車フェラーリ488 GT3がクラス優勝を飾っている。

 一夜明けて行われたレース2予選はメルセデスAMG・チーム・トクスポーツWRTの6号車メルセデスが速さを発揮してポールポジションを奪取。前日2位の163号車ランボルギーニ、JOTAの38号車マクラーレン720S GT3がこれに続き、32号車アウディは2列目4番手からのスタートとなった。

 決勝レース2も前日のレース1と同じく動きの少ない展開となったが、ピットウインドウが開く直前、2番手を走る163号車ランボルギーニが38号車マクラーレンに交わされた直後に単独スピンを喫し、大きくポジションを落としてしまう。これで32号車アウディが労せず3番手に浮上する。

レース1でポール・トゥ・ウインを達成したチームWRTの32号車アウディR8 LMS
レース1でポール・トゥ・ウインを達成したチームWRTの32号車アウディR8 LMS
エミル・フレイ・レーシングの14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
エミル・フレイ・レーシングの14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
AFコルセの52号車フェラーリ488 GT3
AFコルセの52号車フェラーリ488 GT3

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