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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.07.17 09:31

初日ワン・ツーのトヨタ。今季初の超高速コースへの適合に「まだやることはある」/WECモンツァ

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ル・マン/WEC | 初日ワン・ツーのトヨタ。今季初の超高速コースへの適合に「まだやることはある」/WECモンツァ

 WEC世界耐久選手権の2021シーズン第3戦『モンツァ6時間レース』は7月16日、イタリア・ミラノ郊外のモンツァ・サーキットでフリープラクティス1のセッションが行なわれた。今季からル・マン・ハイパーカー(LMH)規定の新型マシン、GR010ハイブリッドを投入しているトヨタGAZOO Racing(TGR)は、このオープニング・セッションで7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が1分38秒401というトップタイムをマークした。

 2番手に8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)が0.134秒差で続いた。グリッケンハウス・レーシングの2台目が参加したことによりハイパーカークラスは今大会から5台で争われるが、このセッションでは5台全車が0.684秒以内に収まるという僅差の戦いとなっている。

 GR010ハイブリッドにとって初走行となったモンツァでの最初の公式練習では、WECの次戦ル・マン24時間のコースに似た超高速レイアウトにおいて、マシンがどのような挙動を示すのかを確認する重要な機会となった。GTカーのアクシデントによる15分間にわたる赤旗中断はあったが、セッションが延長されたことでTGRは予定されていたプログラムをこなすことができた。

 終盤軽い雨に見舞われたこのセッションで、チームはタイヤの分析に加え、さまざまな空力およびブレーキのセッティングを評価。この週末は暑くなることが予想され、タイヤ摩耗がレースにおける重要な要素となることが予想される。

WEC第3戦モンツァ、初日FP1で2番手タイムをマークした8号車トヨタGR010ハイブリッド
WEC第3戦モンツァ、初日FP1で2番手タイムをマークした8号車トヨタGR010ハイブリッド

 初日トップタイムをマークしたロペスは「今日はとてもスムーズな一日だった。セットアップを最適化するためにまだやるべきことはあるが、TGRの2台がトップ2のタイムをマークでき、良いスタートが切れたと思う」とコメントしている。

 同じく8号車のベストタイムを記録したハートレーは、「2台のGR010ハイブリッドは異なるテストをこなし、大きな問題はなかった。我々は常にGR010ハイブリッドの改良を続けており、走行を重ねるごとにクルマは良くなっている」と述べている。

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