レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.07.20 11:58
更新日: 2021.07.20 16:13

アルファロメオF1リザーブのカラム・アイロット、フェラーリ駆りル・マン24時間デビューへ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | アルファロメオF1リザーブのカラム・アイロット、フェラーリ駆りル・マン24時間デビューへ

 2020年シーズンのFIA-F2選手権でミック・シューマッハーに次ぐランキング2位となったカラム・アイロットが8月21~22日、フランスで行われるル・マン24時間レースにデビューし、LMGTEアマクラスを戦うアイアン・リンクスのフェラーリ488 GTE Evoをドライブする。

 現在アルファロメオF1のリザーブドライバーを務めているアイロット。彼はアイアン・リンクスのチーム代表兼ドライバーであるアンドレア・ピッチーニに代わって80号車フェラーリのドライバーを務める予定だ。

 22歳のアイロットがル・マンに出場するのは今回が初めて。このイギリス人ドライバーは、今月末にベルギーで開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間レースで24時間レースへのデビューを果たすが、そこから1カ月も経たない内に2度目の耐久レースを迎えることになる。

 彼は今年初めに、フェラーリワークスがサポートを行うアイアン・リンクスからスポーツカーレースに初参加。ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランスカップに登場した。今月29日から8月1日にかけて開催されるスパ24時間についても、同チームからのエントリーとなっている。

 スパ24時間を含め、GTワールドチャレンジで使用されるのはフェラーリのGT3カーだが、ル・マンでは同じフェラーリ488ベースながら、より強力なレーシングマシンである488 GTE Evoを初めて走らせることになるアイロット。彼はWEC世界耐久選手権第4戦としてカレンダーに組み込まれる伝統の1戦で、マッテオ・クレッソーニ、リーノ・マストロナルディと80号車フェラーリのステアリングをシェアする。

 アイロットは今年4月、Sportscar365に対し「F1のフル参戦が第一の目標であるものの、フェラーリが2023年のWECに向けてル・マン・ハイパーカー(LMH)を開発していることを考えると、今がスポーツカーレースに参加する『良いタイミング』である」と語った。

 今回アナウンスされたル・マン初参戦について、このイギリス人ドライバーは「アイアン・リンクスとフェラーリの一員としてル・マン24時間レースに参加できることになったのは、本当に名誉なことだ。このチャンスを断ることは到底できなかった」と述べている。

「そこではイギリス人ドライバーが活躍する素晴らしい伝統があり、僕自身もル・マンの歴史に貢献することを目指しているんだ」

アイアン・リンクスからル・マン24時間レースに初出場するカラム・アイロット
アイアン・リンクスからル・マン24時間レースに初出場するカラム・アイロット

■次のページへ:アイロットの起用で「フェラーリ、およびFDAとの関係が強化」とチーム代表


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース