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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.07.30 10:28
更新日: 2021.07.30 10:29

IMSA、インディアナポリスでの耐久レース開催を検討。2022年カレンダーはロード・アメリカで発表へ

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ル・マン/WEC | IMSA、インディアナポリスでの耐久レース開催を検討。2022年カレンダーはロード・アメリカで発表へ

 北米でスポーツカーレースを統括するIMSAのプレジデント、ジョン・ドゥーナンによれば、タイムフレームは確約されていないものの、IMSAは将来的にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)でウェザーテック・スポーツカー選手権の耐久レースを開催したいという“意図”を持っているという。

 これは先月、スピードウェイのロードコースで“IMSAスタイル”の長距離耐久レースを開催したいという、トラック・オーナーのロジャー・ペンスキーのコメントを受けての発言だ。

「彼が我々に話をした、とロジャーは言及していたと思う」とドゥーナンはSportscar365に対し語っている。

「我々は、IMSでのイベントについて、彼らと話を続けている。まだいかなる決定も下していないが、IMSでのスポーツカーレースの可能性について、確かに彼らと連絡を取り合っている」

「来年になるかもしれない。あるいは、2023年か2024年という可能性もある。ある時点において、その意図が明らかになると思う。それがいつになるのかは分からない」

 過去、IMSにおけるIMSAのイベントとしては、2012年に(NASCARの)『ブリックヤード400』のサポートレースとしてグランダムが最初に行なったレースがある。また、ウェザーテック・チャンピオンシップの時代となってからは、2014年にもレースを開催している。その後、2015年に複数のイベントカレンダーの大改造が行なわれた結果、IMSのイベントは別のサーキットに置き換えられていた。

 最近のCOVID-19によるカレンダー変更を除けば、2018年にサーキット・オブ・ジ・アメリカズがミド・オハイオに置き換えられて以来、ウェザーテック選手権は安定した12イベントのスケジュールを維持してきている。

 ドゥーナンは、カレンダー変更に際してはコストへの“敏感さ”、そしてステークホルダー(利害関係者)からのフィードバックが必要であると述べている。

「私は、チームのプログラム(※マツダ)から直接、現在の役職へと就いた」とドゥーナンは説明する。

「この種の決定を下す際には、追加されるのが2時間のレースであろうと、長距離レースであろうと、シーズンの予算へ時間に関連するコストが追加されることに、細心の注意を払う」

「したがって、そのような決断をする際には、本当に注意しなければならない」

 IMSにおけるイベントが追加の長距離レースとして機能し、ミシュラン・エンデュランス・カップを(現在の年間4戦から)5レースへと拡大できるのかと尋ねられたドゥーナンは、それがひとつの可能性であることを示唆した。

「余地はある」とドゥーナン。「いかなる週末も、もっと長く(長距離レースに)することはできる」。

「だが、その影響がどのようなものとなるのか、そしてオペレーション、移動や宿泊、すべての消耗品に関わるコストなどに、センシティブ(敏感)である必要がある。注意深くなければならない」

「規則やクラス構造の議論と同様、ステークホルダーからのインプットなしに、我々はそれらの決定をしたくない」

「我々は、さまざまな長さの統括契約を結んでいる」

「スケジュールは決まっている。ミシュラン・エンデュランス・カップには4つのイベントがある。追加することができるだろうか? それについては、ミシュランと話す必要がある。繰り返しになるが、そのレースの長さにはセンシティブである必要がある」

「決断を下す前に、まだやるべき仕事がたくさんある」

 なおドゥーナンは、2022年のウェザーテック選手権のカレンダーが、来月のロード・アメリカ戦(8月5〜8日)における演説、“ステート・オブ・ザ・スポーツ”のなかでアナウンスされることを認めている。

デイトナ24時間、セブリング12時間、ワトキンス・グレン6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ)10時間と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権には現在4つの長距離耐久レースが組み込まれている
デイトナ24時間、セブリング12時間、ワトキンス・グレン6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ)10時間と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権には現在4つの長距離耐久レースが組み込まれている


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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