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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.08.10 11:48
更新日: 2021.08.10 20:14

トヨタ、ル・マン直前のテストをスパで実施。小林可夢偉とハートレーが走行を担当/WEC

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ル・マン/WEC | トヨタ、ル・マン直前のテストをスパで実施。小林可夢偉とハートレーが走行を担当/WEC

 WEC世界耐久選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingと他のいくつかのチームは、8月21~22日に開催されるル・マン24時間に向けたテストを先週末、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで実施した。

 ル・マン4連覇を目指すトヨタは、シリーズを戦う2台のトヨタGR010ハイブリッドをベルギーに送り、小林可夢偉とブレンドン・ハートレーが土曜日と日曜日にこのハイパーカーを走らせた。

 トヨタのスポークスパーソンによると、2台のル・マン・ハイパーカーはそれぞれ2日間で約200kmを走行したという。

 土曜のテストプログラム開始は降雨のため遅れたが、午後にはコンディションが回復した。日本のメーカーは日曜のランチタイムまでに“シェイクダウン・プログラム”を完了した。

 その後、チームは8月15日(日)の公式プレイベントテストの“テストデー”に先立ち、サポートトラックをル・マンに直接送った。一方、マシンは最終準備のためドイツ、ケルンのTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパ(旧TMG)に戻されている。

 トヨタは今年に限らずハイブリッドLMP1プログラムの中でもル・マン前にスパを訪れていた。

「シェイクダウンは驚くことなくスムーズに進んだ」と語るのは、トヨタのWECテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロン。

「ル・マンのテストデーの前にさまざまなシステムチェックを実施し、すべてのシステムが正常に機能していることを確認した」

「伝統的な“スパウェザー”に見舞われたにもかかわらず、すべてがうまくいった。これでル・マンに向けた準備の最後のボックスにチェックマークが入った。今週末のテストデーからイベントを開始することを楽しみにしている」

■ロバート・クビサもテストに参加

 スパにはトヨタ以外のチームも姿を見せ、先月のモンツァ6時間レースでLMP2デビューを果たしたリシ・コンペティツィオーネや同クラスのライバルとなるチームWRT、ポルシェを走らせるプロトン・コンペティションがアブソリュート・レーシングを伴って参加した。

 地元ベルギーのWRTは2台のオレカ07をトヨタ主催のテストに持ち込み、ロビン・フラインスを除くすべてのル・マンドライバーが周回を重ねた。具体的にはロバート・クビサ、ルイ・デレトラズ、イーフェイ・イェ、フェルディナンド・ハプスブルグ、シャルル・ミレッシがステアリングを握っている。

初めてLMP2クラスでル・マンに挑むリシ・コンペティツィオーネの82号車オレカ07・ギブソン
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チームWRTの31号車オレカ07・ギブソン
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アブソリュート・レーシングの18号車ポルシェ911 RSR-19 カラーリングイメージ
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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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