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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.08.18 18:45
更新日: 2021.08.18 19:02

ポルシェも獲得に動く。元F1ドライバーのナッセ、2023年に向けた複数のオファー認める

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ル・マン/WEC | ポルシェも獲得に動く。元F1ドライバーのナッセ、2023年に向けた複数のオファー認める

 F1からスポーツカーレースに転向し、現在はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で戦うフェリペ・ナッセは、ポルシェが2023年のトップラクス・プロトタイプに関する契約で彼にアプローチしてきたメーカーのひとつであることを認めた。ブラジル出身の彼は、モータースポーツ界における“プライムタイム”になると感じている。

 元F1ドライバーで2018年にはIMSAシリーズの最高峰DPiクラスでチャンピオンを獲得したナッセは、2023年シーズンにLMDhプラットフォームのクルマとル・マン・ハイパーカー(LMH)が登場するなか、市場のトップドライバーのひとりであると考えられている。

 Sportscar365は、ナッセと彼の仲間で同じくIMSA DPi王者であるデイン・キャメロンがポルシェとの取引に近づいていることを理解している。これはウェザーテック・スポーツカー選手権とWEC世界耐久選手権でLMDhプログラムを行うポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの名簿に彼らが含まれる可能性があることを意味する。

 ナッセはドイツのメーカーと話をしたか、と尋ねられたとき、「彼らはそのひちのひとつだ」と答えた。

「交渉が行われる時期だ。これまでにいくつかのアプローチがあった」と述べた彼はLMDhとLMH、両方のメーカーから関心が寄せられているという。

 ナッセは、ポルシェと同じく2023年にデビューが予定されているフェラーリのLMHプログラムのドライバー候補リストにも含まれていることが理解されている。

 ザウバーでのF1スティントの後、28歳でスポーツカーに転向した彼は、経験豊富な耐久レースドライバーの需要が高まっているなかで「タイミングは正しい」と語った。

 ナッセは過去3年間、アクション・エクスプレス・レーシング(ウィレン・エンジニアリング・レーシング)に所属し、セブリング12時間やプチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)といった主要な耐久レースで勝利を重ねてきた。

 今シーズンもピポ・デラーニとのコンビで上記チームの31号車キャデラックDPi-V.Rを駆り、ワトキンス・グレンとロード・アメリカで優勝。IMSA DPiクラスでランキング2位につけている。

31号車キャデラックDPi-V.Rを駆り、第6戦ワトキンス・グレンで優勝したフェリペ・ナッセ(右)とピポ・デラーニ(左)
31号車キャデラックDPi-V.Rを駆り、第6戦ワトキンス・グレンで優勝したフェリペ・ナッセ(右)とピポ・デラーニ(左)

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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