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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.09.27 11:55

平川亮の「ウエットでの走りは印象的」トヨタ、バルセロナでGR010ハイブリッドのテストを完了/WEC

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ル・マン/WEC | 平川亮の「ウエットでの走りは印象的」トヨタ、バルセロナでGR010ハイブリッドのテストを完了/WEC

 WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingは9月23〜24日、スペイン・バルセロナ郊外にあるカタルーニャ・サーキットで『GR010ハイブリッド』のテスト走行を実施。8月の第4戦ル・マン24時間レース以来初めて、同チームのル・マン・ハイパーカー(LMH)の走行セッションが行われた。

 このテストにはトヨタ8号車GR010ハイブリッドのレギュラードライバーを務めるセバスチャン・ブエミ、テスト&リザーブドライバーのニック・デ・フリース、そして平川亮という3名のドライバーが参加した。

 2021年6月、ポルトガルのポルティマオで行われたテストに続き、平川にとっては2回目となるLMHマシンのドライブとなった。

 バルセロナでは、それぞれの日に個別の走行セッションが設けられ、夜を通したセッションは設けられなかった。チームのスポークスパーソンによれば、テストは合計16時間にわたって行われたという。

 テスト前日の水曜日には2輪の走行セッションが行われていたこと、そして小雨もあり、初日は路面のグリップが低い状態だったというが、コンディションは徐々に改善。テスト2日目には曇り空の下、完全ドライでの走行が可能になった。

 トヨタGAZOO Racingヨーロッパのテクニカル・ディレクター、パスカル・バセロンは「初日のトリッキーな雨のなかでのいくつかのスピンを除けば、セッションはスムーズに進行した」と語っている。

「亮は、今季序盤のポルティマオ(テスト)のときと同じく、期待された高いパフォーマンスレベルを見せ続けてくれた」

「彼はいま、我々のGR010ハイブリッドで意義のある経験を積んでいる。以前にバルセロナでの走行経験がないことを考えれば、とりわけウエットコンディションでは印象的な走りを見せた」

自身2度目となるGR010ハイブリッドのテストに参加した平川亮(写真は2021年6月のポルティマオテスト)
自身2度目となるGR010ハイブリッドのテストに参加した平川亮(写真は2021年6月のポルティマオテスト)

 トヨタは以前、2019/20シーズン開幕前の公式テスト“プロローグ”において、LMP1マシンであるTS050ハイブリッドでバルセロナを走行したが、今季からの新規定LMHに基づくGR010ハイブリッドを同サーキットで走らせるのは初めてだった。

 この、シーズン中のGR010ハイブリッドのテストは、本来WEC富士6時間レースが予定されていた週に行われたものだ。富士6時間レースは新型コロナウイルスのパンデミックに関連する渡航制限等の影響によりキャンセルとなり、次戦第5戦は10月下旬にバーレーンで開催される。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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