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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.09.27 17:42
更新日: 2021.10.06 15:12

スプリントカップ最終戦はトクスポーツWRTが週末2連勝。富田組は年間2位に/GTWCヨーロッパ

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ル・マン/WEC | スプリントカップ最終戦はトクスポーツWRTが週末2連勝。富田組は年間2位に/GTWCヨーロッパ

 9月25~26日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)第9戦がスペイン、バレンシア・サーキットで行なわれ、日曜日に行なわれた2レースをメルセデスAMG・チーム・トクスポーツWRTの6号車メルセデスAMG GT3(マーロ・エンゲル/ルカ・ストルツ組)がスイープ。今季のスプリントカップ最終戦を週末2連勝で締めくくってみせた。

 決勝日に先立って25日(土)に実施された予選は、レース1のグリッドを決めるQ1でJOTAの38号車マクラーレン720S GT3が前戦ブランズハッチに続きポールポジションを獲得。レース2に向けたQ2では6号車メルセデスが最速タイムを記録した。

 迎えた決勝日、レース1は定刻10時にドライコンディションのなかスタートが切られ、ベン・バーニコート駆る38号車が好スタートを決める。これに2列目スタートの6号車メルセデスと、予選5番手から順位を上げたティムール・ボグスラフスキーの88号車メルセデスAMG GT3(アッカASP)が続き、この3台の後ろはフォーワイドでターン1に進入していく。このコーナーでは大きな混乱はなかったが、オープニングラップのターン6では予選3番手につけた7号車を含む複数のマシンが絡むアクシデントが発生し、スタート早々にセーフティカーが導入された。

 10分後にリスタートが切られたレースは、ふたたびマクラーレンが主導権を握り、ストルツがドライブする6号車がこれを追う展開に。スタートから15分過ぎ、6番手を争う107号車ベントレー・コンチネンタルGT3(CMR)と、すでに今季のスプリントカップとオーバーオールチャンピオンシップのタイトルを決めているチームWRTの32号車アウディR8 LMSが接触。前者がスタックしフルコースイエロー(FCY)が出された。32号車をドライブしていたシャルル・ウィーツには後にドライブスルーペナルティが科せられている。

 2度目のリスタート直後にピットウインドウがオープンとなる。上位陣が揃って早めのピット作業を行っていくなか、首位を走る38号車マクラーレンはステイアウトを選択した。しかしこれが裏目に。ピットアウト後、6号車メルセデスに先行を許してしまう。

 後半スティントで、38号車が前を追いかけるだけのペースはなく、6号車とのギャップは徐々に広がっていく。反対に序盤から3番手争いを続ける14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(エミル・フレイ・レーシング)と88号車メルセデスがこれに追いつき三つ巴の2番手争いへと移っていった。

2021ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第9戦バレンシア・レース1のスタートシーン
2021ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第9戦バレンシア・レース1のスタートシーン
レース1で3番手を争う14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoと88号車メルセデスAMG GT3
レース1で3番手を争う14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoと88号車メルセデスAMG GT3
富田竜一郎/フランク・バード組31号車アウディR8 LMS(チームWRT)
富田竜一郎/フランク・バード組31号車アウディR8 LMS(チームWRT)
レース1のトップチェッカーを受ける6号車メルセデスAMG GT3
レース1のトップチェッカーを受ける6号車メルセデスAMG GT3

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