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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.09.30 09:51

インディカー&IMSA併催で人気のデトロイトGP、かつてF1も開催した“市街地コース”へ戻る可能性が浮上

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ル・マン/WEC | インディカー&IMSA併催で人気のデトロイトGP、かつてF1も開催した“市街地コース”へ戻る可能性が浮上

 現在、ミシガン州・デトロイト川に浮かぶベル島のベル・アイル・パークで開催され人気を博しているNTTインディカー・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のジョイントイベント“デトロイト・グランプリ”のオーガナイザーは、早ければ2023年に、このイベントをデトロイト市内中心街のストリートコースに移すことを検討している。

 すでに発表されている2022年の両シリーズのカレンダーでは、ベル・アイルでのデトロイトGPは6月3〜5日に予定されているが、翌年には開催地が変更になる可能性が浮上した。

2021年インディカー第8戦デトロイト、ホールショットを決めるジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)
2021年インディカー第8戦デトロイト、ホールショットを決めるジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)

 ペンスキー・コーポレーションのバド・デンカー社長は9月28日に市議会でプレゼンテーションを行い、1980〜90年代初頭にF1世界選手権とインディカーを開催していたコースに近いロケーションの、1周1.7マイル(2.74km)の市街地サーキットを提案した。

 デトロイトGPは1992年にはベル・アイルへと移動し、2001年までイベントは続いた。2007〜08年、ロジャー・ペンスキーの手によって復活し、さらに2012年から現在までもイベントは開催されてきている。

「ベル島でグランプリを開催するというミシガン州との現在の合意を、2024年まで延長するというオプションもあるが、2023年からダウンタウンのストリートサーキットにイベントを戻すというオプションを模索している」とオーガナイザーが発表した声明には記されている。

「このグランプリはベル島へと移行する前、1982年から1991年までは市街地のストリートコースで開催するイベントとして始まった」

「デトロイト市街地での恒例の夏のレースフェスティバルは、グランプリの豊かなヘリテージとのつながりを表しており、幅広いオーディエンスと交わり、ダウンタウンと美しい水辺のエネルギーや勢いと相まって、地域の経済をさらに後押しする機会を提供する」

 中心街のストリートコースへと開催地が移される場合、イベントの日程が変更されるかどうかについては何も発表されていない。

 2022年のベル島でのイベントは、WEC世界耐久選手権ル・マン24時間レースのテストデーとバッティングしている。この状況は、IMSAとACOフランス西部自動車クラブの協業により生まれた新規則『LMDh』が正式採用される2023年には、IMSAのチームがル・マンへスポット参戦するのに妨げとなる可能性がある。

ミシガン州・デトロイトに本社を構えるGMにとっては“ホームレース”でもある
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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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