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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.10.29 23:40
更新日: 2021.10.30 00:07

ハートレーが魅せた。WECタイトル狙う8号車トヨタがポール争いに勝利/第5戦バーレーン予選

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ル・マン/WEC | ハートレーが魅せた。WECタイトル狙う8号車トヨタがポール争いに勝利/第5戦バーレーン予選

 10月29日、WEC世界耐久選手権第5戦バーレーン6時間レースの公式予選が行われ、ブレンドン・ハートレーがアタッカーを務め、最速ラップタイムを記録したTOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ハートレー組)がポールポジションを獲得した。

 前日のフリープラクティス1回目(FP1)、予選日に行われたFP2とFP3を経て、同日夕方に迎えた予選は気温31.8度、路面温度36.3度というコンディションのなか、定刻16時30分にLMGTEクラスの予選がスタート。ハイパーカーとLMP2クラスの予選はその20分後に実施された。

 日没後の薄明かりの下、16時50分のセッションスタートと同時に一部のLMP2カーを除き、プロトタイプカーが一斉にコースになだれ込む。プラクティスから好調を維持するトヨタ勢は7号車トヨタGR010ハイブリッドに小林可夢偉が、8号車トヨタにはハートレーが乗車。

 彼らは計測1周目からフルアタックを敢行し、7号車の可夢偉が先んじて1分47秒447を記録すると、直後に8号車をドライブするハートレーが1分47秒049でこれを上回った。

 その後方ではアンドレ・ネグラオ駆る36号車アルピーヌA480・ギブソン(アルピーヌ・エルフ・マットミュート)が1分48秒003で3番手に。トヨタの2台がアタック後すぐにピットに戻ったのに対し、アルピーヌはその後も走行を続け1分47秒509までタイムを縮めた。しかし、このラップタイムはトラックリミットをオーバーしていたとして抹消され、先にマークした自己ベストが予選タイムに採用されている。

“激戦区”LMP2クラスでは、トム・ブロンクビストの28号車オレカ07・ギブソン(JOTA)が1分49秒932で暫定トップに。ロイック・デュバルが乗り込んだ70号車オレカ07・ギブソン(リアルチーム・レーシング)が1分50秒559で続く。

 その後、28号車を含む多くのチームが一度ピットインして再度アタックに出るものの、トップタイムの更新は叶わない状況が続く。そんななか、ユナイテッド・オートスポーツのフィリペ・アルバカーキはこの作戦を成功させ、チェッカーラップに1分49秒994をマーク。28号車には届かなかったがクラス2番手を射止めた。

 またJOTAのもう一台、38号車オレカ07・ギブソンを駆るアントニオ・フェリックス・ダ・コスタも、再アタックで1分50秒198へとタイムを伸ばしクラス3番手グリッドを手にしている。4番手は70号車オレカだ。

7号車トヨタGR010ハイブリッド 2021年WEC第5戦バーレーン6時間レース
7号車トヨタGR010ハイブリッド 2021年WEC第5戦バーレーン6時間レース
36号車アルピールA480・ギブソン(アルピーヌ・エルフ・マットミュート)
36号車アルピールA480・ギブソン(アルピーヌ・エルフ・マットミュート)
28号車オレカ07・ギブソン(JOTA)
28号車オレカ07・ギブソン(JOTA)

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