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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.12.26 15:55
更新日: 2016.12.26 16:43

WEC:「アウディ撤退は“スピードバンプ”のようなものにすぎない」とマクニッシュ

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ル・マン/WEC | WEC:「アウディ撤退は“スピードバンプ”のようなものにすぎない」とマクニッシュ

 ル・マン24時間耐久レースを3度制したアラン・マクニッシュは、アウディのFIA世界耐久選手権(WEC)撤退は、シリーズにとって“スピードバンプ”のようなものにすぎないと述べた。

 マクニッシュはアウディのWECプログラムに長期に渡り参画し、2013年にはル・マンでの優勝に加えてWECチャンピオンに輝いた。13年末に引退した後も、顧問やアンバサダーとしてアウディスポーツに留まっている。

 アウディがLMP1での活動を終了したことで、17年のLMP1-Hは13年シーズン以来に2メーカーによる一騎討ちが展開される。

 しかし、マクニッシュはアウディ撤退がシリーズに決定的な打撃を与えるとは考えていないとコメント。「アウディはシリーズの中心となって耐久レースを18年間支えてきたが、いつかは終えなければならない時が来るものだ」と語った。

「(シリーズにとって)失うには大きすぎるブランドであることは確かだ。しかし多くの人が、ふたつのワークスチームで争われるLMP1では世界選手権とル・マンが成り立たないだろうと発言していることは理解に苦しむ」

「何年もの間、ル・マンはアウディとプジョーの2チームだけの世界だった。それでも、我々は最高の時代と最高のレースを作り上げたんだ」

「2012年シーズンのWECエントリーを振り返ってみれば、プジョーがエントリーを取りやめたあと、すぐにトヨタが参加を表明した」

「おそらくトヨタには準備が整っていない面もあっただろうが、それでも彼らはやり遂げ、選手権はふたたび素晴らしいものになった」

「アウディを失うことは、WECとル・マンにとって“スピードバンプ”(クルマを減速させるための突起物)に過ぎず、決して壁や行き止まりではない。特にル・マンはもっと暗い時代を生き抜いてきたのだから」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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