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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.01.29 00:45
更新日: 2022.01.29 01:19

フォード、マスタングGT3の開発を発表。2024年のデビュー、IMSA GTDプロ参戦を予定

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ル・マン/WEC | フォード、マスタングGT3の開発を発表。2024年のデビュー、IMSA GTDプロ参戦を予定

 フォードは1月28日、今週末に開催されるデイトナ24時間レースの舞台となるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおいてプレスカンファレンスを実施し、新型フォード・マスタングGT3の開発をアナウンスした。デビュー予定は2024年だ。

 フォードのまったく新しいGT3カーは、2024年にフォード・パフォーマンスのワークスプログラムの一環としてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDプロクラスに投入される。このプログラムはマルチマチック社との共同プロジェクトとなり、2台のワークスマシンが送り込まれる予定だ。また、同時にカスタマーチームへの供給も予定されている。

 マルチマチックが製作する新型車両にはフォード・パフォーマンスが開発した5.0リットル・コヨーテベース・フォードV8が搭載される。このエンジンのチューニングは、フォードと長年にわたってパートナーシップを組んでいるイギリスのMスポーツが担当する予定だ。

 今回発表されたプログラムは2016年から4年間、チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)とともにWEC世界耐久選手権、およびIMSAで行われた『フォードGT』でのワークス活動の終了以降、初めてフォードがトップレベルのスポーツカーレ―スに復帰することを意味する。

 同社はIMSAのトップカテゴリーであるDPiへの移行を検討し、その流れで2023年以降に登場するLMDhを評価していたが、最終的にはプロトタイプレースではなく、グローバルなGT3プラットフォームで生産車ベースの競争に留まることを選択した。

「マスタングはスタートの時点からレースをするために生まれたクルマだ。そのクルマのGT3バージョンを開発し、世界中の名だたるメーカーと真っ向勝負ができることをうれしく思う」と語るのは、フォード・パフォーマンス・モータースポーツ・グローバルディレクターのマーク・ラッシュブルック。

「NASCARやオーストラリア・スーパーカーなどを含む58年におよぶ世界的な耐久レースの歴史を持つ我々は、マスタングをグローバルな次のレベルのパフォーマンスへと導く準備ができている」

 カナダのマルチマチック社は、IMSAにおけるフォードのファクトリープログラムの運営に加え、プロ・アマカテゴリーであるIMSA GTDクラスでマスタングGT3を走らせたいと考えるカスタマーチームのサポートを担当する。

「マルチマチック・モータースポーツが、我々にとってこのプロジェクトにおける最適なパートナーであること疑いようのないことだ」とラッシュブルック。

「彼らは過去に多くのマスタング・カスタマープログラムを開発するために我々と協力してきただけなく、フォードGTプログラムや新型ブロンコDRのカスタマーレースプログラムによって、フォードとその顧客にチャンピオンシップを争うレベルのレースプログラムを提供できることを示してきた」

■ジョーイ・ハンドがテストドライバーを担当


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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