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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.02.14 14:03
更新日: 2022.02.14 14:15

アジアン・ル・マン・シリーズがドバイで開幕。ニールセン、初優勝含む2連勝でスイープ達成

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ル・マン/WEC | アジアン・ル・マン・シリーズがドバイで開幕。ニールセン、初優勝含む2連勝でスイープ達成

 2月12日から13日にかけて、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ第1戦と第2戦の決勝レースがドバイ・アウトドローモで開催され、4号車オレカ07・ギブソンで参戦したニールセン・レーシング(ベン・ハンリー/マット・ベル/ロドリゴ・セールス組)が開幕2連勝を飾った。

“世界三大レース”のひとつに数えられるル・マン24時間レースへの自動招待枠を懸けて争われる、ル・マン・シリーズのアジア版であるAsLMSは、2022年も中東アジア地域で2月中に4つの4時間レースを行う“短期集中型”のシーズンとして実施される。その緒戦と第2戦の舞台となったのはドバイ・アウトドローモだ。

 LMP2とLMP3クラス、GT3カーが参戦するGTクラスの3クラス計36台がグリッドを埋めた2022年開幕戦は現地12日(土)16時30分、太陽が西の空に傾くなかでスタートを迎えた。予選でポールポジションを獲得したニールセン・レーシングの4号車オレカは、オープニングラップを首位で終えたものの2周目の最終ターン16でハーフスピンを喫し3番手に後退。グラフ・レーシングの39号車オレカ07、ハイクラス・レーシングの49号車オレカ07に先行を許してしまう。

 しかし、ポールシッターの4号車オレカは約20分後に49号車を交わし2番手に浮上すると、最初のピットストップ後、2スティント目にレースをリードしていたグラフのマシンを攻略してトップに返り咲く。その後の3時間はトラブルなく周回を重ねた4号車が今季開幕戦のトップチェッカーを受け、チームとしてLMP2カテゴリーでの初優勝を挙げた。

 一時トップを走ったグラフは、ニールセンから4周遅れの総合2位でLMP2プロ・アマクラス優勝を達成し、これにハイクラス・レーシングが続いた。プロ・アマ3位/総合4位はARCブラティスラバの44号車リジェJS P217・ギブソンだ。

 最多23台がエントリーしたGTクラスでは、レース残り1時間半強でリナルディ・レーシングの55号車フェラーリ488 GT3 Evoをターン1で交わしてクラストップに立ったインセプション・レーシングの7号車マクラーレン720S GT3(ベン・バーニコート/オリエー・ミルロイ/ブレンダン・イリベ組)が開幕戦ウイナーに。

 55号車フェラーリが5.384秒差のクラス2位。その約16秒後方ではオプティマム・モータースポーツの42号車マクラーレン720S GT3を0.725秒差で退けた、AFコルセの17号車フェラーリ488 GT3 Evoが3位表彰台を獲得した。

 日本から参戦したD’station Racingの77号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3(星野敏/藤井誠暢/トム・ギャブル組)は、予選7番手からスタートするもレース序盤にアクシデントとペナルティがあり後退。最終的にクラス17位となった。

 4台で争われたLMP3クラスは、3号車リジェJS P320・ニッサンと27号車リジェJS P320・ニッサンを投入したCDスポーツがワン・ツー・フィニッシュで開幕戦を制している。

インセプション・レーシングの7号車マクラーレン720S GT3
インセプション・レーシングの7号車マクラーレン720S GT3
CDスポーツの3号車リジェJS P320・ニッサン
CDスポーツの3号車リジェJS P320・ニッサン
2022年AsLMS第1戦と第2戦で連勝を飾ったニールセン・レーシングの4号車オレカ07・ギブソン
2022年AsLMS第1戦と第2戦で連勝を飾ったニールセン・レーシングの4号車オレカ07・ギブソン

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