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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.02.22 13:28
更新日: 2022.02.22 13:34

ル・マン出場枠を懸けた戦い。ユナイテッドASが連勝も、開幕2連勝のニールセンが新王者に/AsLMS

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ル・マン/WEC | ル・マン出場枠を懸けた戦い。ユナイテッドASが連勝も、開幕2連勝のニールセンが新王者に/AsLMS

 2月に2週連続で合計4レースを行うAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの2022年シーズン第3戦と第4戦が2月19~20日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催され、ユナイテッド・オートスポーツの23号車オレカ07・ギブソン(ポール・ディ・レスタ/ジョシュ・ピアソン組)が両レースでポール・トゥ・ウインを飾った。

 昨シーズンに続き2年連続で中東での“短期決戦”となったAsLMSは、ル・マン24時間レースを頂点とするル・マン・シリーズのひとつ。最高峰カテゴリーのLMP2クラスをはじめ、LMP3クラス、GT3カーによって争われるGTクラスの各シリーズチャンピオンチームには、6月にフランスで開催されるル・マン24時間への自動招待枠が付与される。

 そんな今季のAsLMSにはル・マン参戦を目指す欧州のスポーツカーチームが多数参戦。今戦のグリッドには、開幕2戦が行われたドバイのエントリー数を上回る最多37台のマシンが並んだ。
 
 19日(土)の決勝に向け、その最前列を確保したのはディ・レスタ駆る23号車オレカ07だ。僚友ピアソンがスタートを担当したユナイテッド・オートスポーツは、開幕2連勝を飾って今戦に乗り込んできたニールセン・レーシングの4号車オレカ07・ギブソンに対してリードを拡げ、レース中盤に発生したGドライブ・レーシングの車両火災によって約30分間の赤旗中断を挟んだ後に再開された後半戦でもレースを支配。最後はライバルに1周差をつけて今シーズン初優勝を飾った。

 ニールセンの4号車は総合2位でフィニッシュし、この結果、最終戦を待たずに2022年シーズンのタイトル獲得が確定。ル・マン24時間への切符を手にした。グラフ・レーシングの39号車オレカ07・ギブソンが総合3位でLMP2アマクラスウイナーとなり、同クラスのポールシッターだった49号車オレカ07・ギブソン(ハイクラス・レーシング)が同2位/総合4位に。44号車リジェJS P217・ギブソン(ARCブラティスラバ)がクラス3位/総合5位となった。

 LMP3クラスはDKRエンジニアリングの2号車デュケインM30-D08・ニッサンがポール・トゥ・ウインを決め今季初優勝を達成。GTクラスでは2021年の王者、ハーバー・モータースポーツの91号車ポルシェ911 GT3 Rが、インセプション・レーシングの7号車マクラーレン720S GT3との接戦を制している。

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