ロバート・クビサ駆るLMP2のプレマが初日全体トップ。トヨタは7番手／WECプロローグテスト【タイム結果】

　2022年のWEC世界耐久選手権は3月12日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開幕前公式テスト“プロローグ”の初日のセッションが行われた。完全ドライとなった午後のセッションでは、LMP2車両が全体のトップタイムをマークしている。

　2022年のWECは3月16〜18日に開催されるセブリング1000マイルレースで幕を開ける。これに先立ち、12〜13日にはセブリングにて、開幕戦と同じく36台が参加する公式テストのセッションが設けられている。

　その初日となった12日、9時35分から3時間にわたって行われたセッション1は、強風が吹く曇りのコンディションでスタート。しかしセッション半ばからは激しい雨を伴う嵐に見舞われ、赤旗終了となった。

　この午前のセッションでは、最高峰ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッドをドライブする、ホセ・マリア・ロペスが全体ベストタイムをマークした。

　14時25分から3時間行われたセッション2では、ドライ・コンディションへと回復。各車は精力的に走行を重ね、トヨタ7号車は午前中のおよそ倍となる、85周の最多周回をマークした。

　多くの車両が午前中のタイムを上回るなか、1分49秒084の総合トップタイムをマークしたのはLMP2クラスのプレマ・オーレン・チームの9号車オレカ07・ギブソンを駆るロバート・クビサ。

　2番手にはハイパーカークラスのアルピーヌ・エルフ・チーム36号車アルピーヌA480・ギブソン（マシュー・バキシビエール）、3番手にはLMP2のリシャール・ミル・レーシングチーム1号車オレカ07・ギブソン（シャルル・ミレッシ）と続いた。

　トヨタの2台はこの午後のセッションを、7号車が総合7番手、8号車が同10番手で終えている。7号車のベストタイムは午前中と同じくロペスがマーク。8号車のベストはセバスチャン・ブエミによるものだ。

　今季WECの最高峰クラスへデビューを飾るトヨタ8号車の平川亮は午前に29周、午後に30周を走行。午後にパーソナルベストとなる1分50秒727を記録している。

■2022年WECプロローグテスト　タイム結果／3月12日午前（セッション1）

■2022年WECプロローグテスト　タイム結果／3月12日午後（セッション2）