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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.03.17 12:05
更新日: 2022.03.17 12:06

コンディション“激変”の走行初日「今日の経験が助けになる」とトヨタ平川亮/WEC第1戦

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ル・マン/WEC | コンディション“激変”の走行初日「今日の経験が助けになる」とトヨタ平川亮/WEC第1戦

 WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースは3月16日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで走行初日を迎えた。ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racing(TGR)の2台のGR010ハイブリッドも、走行を重ねている。

 3月12〜13日に行われた公式テスト“プロローグ”に続き、本格的な走行が再び始まったセブリング。7号車と8号車、TGRの2台のGR010ハイブリッドにとっては、新たに課されたBoP(性能調整)の影響が明確に現れた1日となった。

 午前中にスタートした60分間のFP1は、激しい暴風雨の影響で中断され、終盤には路面が乾くという、ドライバーにとっては厄介なコンディションとなった。

 セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮の8号車GR010ハイブリッドは、この日のベストで総合3番手となる1分50秒267をマークした。

 シーズンのディフェンディング王者であるマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペスの7号車GR010ハイブリッドも、1分50秒633をマークし総合5番手につけた。

セブリングを走る7号車GR010ハイブリッド
セブリングを走る7号車GR010ハイブリッド

 午後に60分間行われたFP2では、メカニカルと空力セットアップの最適化、そしてミシュランタイヤのコンパウンド比較を行った。加えてチームは、BoP変更により190km/h以上とこれまでより高く設定されたハイブリッドブースト作動速度に合わせるための作業もこなした。

 気温が30度に達する中、7号車とLMP2カーとの軽度の接触はあったものの、それ以外は概ね予定通りにプログラムをこなした。

 FP2では全体的にラップタイムが伸びず、TGRの2台は8号車が総合5番手、7号車が総合8番手でセッションを終えている。

 走行2日目となる17日木曜は11時55分から1時間のFP3、そして19時すぎから予選のセッションが予定されている。

 第1戦初日、水曜日の走行を終えたTGRの6名のドライバーのコメントは、以下のとおり。

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