レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.03.19 07:36
更新日: 2022.03.19 10:31

マシン横転の大クラッシュ喫したトヨタのロペス、車両のダメージを「見誤った」/WECセブリング

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | マシン横転の大クラッシュ喫したトヨタのロペス、車両のダメージを「見誤った」/WECセブリング

 TOYOTA GAZOO Racingのホセ-マリア・ロペスは、WEC世界耐久選手権の今季開幕戦セブリング1000マイルで、7号車トヨタGR010ハイブリッドが横転してリタイアに追い込まれた大クラッシュの過失を認めた。

 ハイパーカークラスを戦うトヨタチームの中でマイク・コンウェイ、小林可夢偉とチームを組むアルゼンチン人ドライバーは、開幕戦のスタートから約3時間半後にジュリアン・アンドラウアーがドライブする88号車ポルシェ911 RSR-19(デンプシー・プロトン・レーシング)と接触し、7号車トヨタGR010ハイブリッドをターン9のバリアにヒットさせてしまう。

 その後、彼は修理のためにマシンをピットに戻そうとふたたび走り出したが、ターン14でコントロールを失いタイヤバリアに激突してしまう。クラッシュの衝撃で7号車は宙に浮き、直後にひっくり返った状態で停止した。

 ロペスは横転した車両から自力で降り、コースサイドのメディカルセンターで診察を受けた後、問題がないとして解放されている。

「GTカーと接触してフロントを損傷させてしまった」と彼は説明した。

「(アクシデントのロスを)できるだけ早く回復させようとしたんだ。だが、実際にクルマが受けたダメージの判断を誤った」

「ターン14に差し掛かったとき、(直前の事故での)損傷のためにフロントのボディワークが落ちてしまい、ステアリング操作も減速もうまくできなくなった。その結果、僕はまっすぐにバリアに突っ込んでしまったんだ」

「大きなクラッシュだったが、ありがたいことにクルマはとても安全だった」

 このクラッシュは、2021年のスパ・フランコルシャン6時間レースから始まった現行プラットフォームでの7回目のレースで、初めて発生した大きなアクシデントだった。

 トヨタのクラッシュ・ストラクチャーは、今回の事故の性質を考えると非常によく持ちこたえている印象だ。その構造体に守られたロペスが、19日(土)に決勝レースが行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間に出場することが認められるかどうかは明らかにされていない。

 彼はアリーが支援するアクション・エクスプレス・レーシングの48号車キャデラックDPi-V.Rをマイク・ロッケンフェラーと、TOYOTA GAZOO Racingのチームメイトである可夢偉とシェアする予定だ。

7号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブする(左から)マイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペス、小林可夢偉
7号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブする(左から)マイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペス、小林可夢偉


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース