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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.03.28 16:40
更新日: 2022.03.28 16:59

BMW、LMDhプログラムの拡張を検討。2024年WECにカスタマーカー登場の可能性も

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ル・マン/WEC | BMW、LMDhプログラムの拡張を検討。2024年WECにカスタマーカー登場の可能性も

 BMWは来年スタートするLMDhプログラムを2024年に拡張させることを検討している。これによりドイツメーカーの車両が、カスタマーチームの手によってWEC世界耐久選手権に登場する可能性があることが分かった。

 2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスに、チームRLLとともにデビューすることが決まっているBMW Mモータースポーツのボス、アンドレアス・ルースは、新型プロトタイプカーの2年目のシーズンに向けてBMW M LMDhを追加することを検討中であることを認めた。

「これは現時点で私たちが探しているものだ」とルースはSportscar365に語った。

「我々はIMSAの2023年シーズンに2台のレイホールマシンを投入することを約束した。しかし、それと並行して2024年に向けた将来のプログラムがどのようなものになるかも考えている」

「それは顧客向けのクルマを持つか、IMSAにカスタマカーを走らせるか、もしくはWECでクルマを走らせるか、というものだ。現時点では調査の段階であり、私たちの会社にとって何が可能で何か理にかなっているかを確認している」

「最終的には、全体的なパッケージとそれが会社にとって何をもたらすかを見なければならない」

 ルースは多くのことが検討されているとしながらも、最終的な決定を下すまでにはまだ「長い道のり」があることを認めた。

「私たちの目標は2台のクルマを持つことだけでなく、そのクルマをもっと身近に持つことだ」と彼は述べた。

「それは最初からだが……LMDhのプラットフォームは、カスタマーレーシングを実行することができる」

「最終的に、我々は多くの人々から(カスタマープログラムについて)興味を持たれている。私たちはそれを行うための方法を見つけなければならない。これが我々が調査していることであり、うまくいけば管理することができることだ。しかし、今すぐには確認できない。まだ先の話だ」

 BMWによるWECの取り組みは2000年以来、ル・マン24時間レースのトップカテゴリーに復帰することを意味する。この前年、BMWは『V12 LMR』でル・マンの総合優勝を果たしている。

「IMSA、すなわち北米市場はBMWにとって非常に重要なマーケットだ。M GmbHにとってはとくに重要で、Mモデルの約半数は北米市場で販売されているからだ」とルース。

「だからこそ、私たちはIMSAにフォーカスを当てている」

「IMSAやル・マンを含む世界選手権を走れるLMDhのようなクルマを開発するのであれば、当然ながらIMSAを視野に入れることになる」

「我々は皆、ル・マンがいかにユニークなものを知っている。誰もが一度は『ル・マンで勝ちたい』と思うものだ。だから、私たちもル・マンに注目している」

「ル・マンでの勝利はつねに特別なものだ。私たちはすでに勝っているが、ふたたびそこで勝ちたいんだ」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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