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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.04.04 18:12
更新日: 2022.04.04 18:32

バレンティーノ・ロッシ、GTWCヨーロッパ初陣は17位。ピットストップに失敗も「そこから学べる」

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ル・マン/WEC | バレンティーノ・ロッシ、GTWCヨーロッパ初陣は17位。ピットストップに失敗も「そこから学べる」

 スポーツカーレースの“強豪”であるチームWRTから、2022年のファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパにフル参戦するバレンティーノ・ロッシ。MotoGPのレジェンドにとって、シリーズデビュー戦となった今季開幕戦が4月1~3日、イタリアのイモラ・サーキットで行われ、ゼッケン『46』をつけたアウディR8 LMS Evo IIは総合17位でチェッカーを受けた。

 ロードレース世界選手権で通算9回のチャンピオンを獲得した“レジェンドライダー”が、MotoGP引退後の本格的な四輪レース転向後、初めてGTワールドチャレンジの公式戦に臨んだ。その姿を一目見ようとイモラ・サーキットには多くの観客が訪れ、コースサイドにはお馴染みの『46』という数字が入ったフラッグも見られた。

 ロッシが加入したチームWRTは、2021年シーズンのオーバーオール・チャンピオンチームであり、WEC世界耐久選手権でもル・マン24時間レースでクラス優勝を飾るなどの活躍でシリーズチャンピオンに輝いた強豪チームだ。

 そんなチームで46号車アウディをドライブすることになったロッシは、チームメイトのニコ・ミューラー、フレデリック・バービシュとともにデビュー戦に挑み、アタッカーを務めた予選Q3では51人中37番手となる1分41秒132をマーク。3人のタイムの平均で決まる予選において、総合14番手グリッドを確保した。

 決勝前、ロッシは記者団のインタビューに応えGT3カーのドライブについて次のように述べた。

「バイクとの大きな違いは、プラクティスごとに燃料が多いときと少ないとき、タイヤが新しいか古いかでマシンの状態が大きく異なる点だ。そこには大きな違いがある。速い人はいつでも速く、短時間でクルマの限界に到達することができる」

「僕はコースの序盤、トサ・コーナまでの区間はかなり速いんだ。しかし、そのあとのピラテラ、アッケ・ミネラリ、バリアンテ・アルタはチームメイトたちが強いところだ。最後のリバッツァは僕が得意とするところだから頑張らないといけない」

「だが、それはコースによって違う。高速コーナーだから、低速コーナーだからというように特別なウイークポイントがあるわけじゃないんだ」

「すべてがとても速く変化している。その中で僕はうまく走れていると思うし、ニコやフレッドからそれほど離れていない。だけど、いくつか改善しなければならないところもある」

■次のページへ:「すべての瞬間を楽しんだ」と決勝後のロッシ

ロッシファンが掲げたフラッグ
ロッシファンが掲げたフラッグ
エンデュランスカップではニコ・ミューラー、バレンティーノ・ロッシ、フレデリック・バービシュの3名が46号車アウディR8 LMS Evo IIをシェアする
エンデュランスカップではニコ・ミューラー、バレンティーノ・ロッシ、フレデリック・バービシュの3名が46号車アウディR8 LMS Evo IIをシェアする


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