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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.05.05 08:00
更新日: 2022.05.04 17:27

WRT、アウディのLMDh一時休止後もハイパーカー・プログラムについて協議中/WEC

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ル・マン/WEC | WRT、アウディのLMDh一時休止後もハイパーカー・プログラムについて協議中/WEC

 チームWRTは、2023年からベルギーチームが取り組む予定だったプロトタイププロジェクトをアウディが一時中断したにもかかわらず、将来的にWEC世界耐久選手権のハイパーカー・クラスでプログラムを実行することを望んでいる。

 チーム代表のヴァンサン・ボッセによると、WRTはトップレベルのプロトタイプレースに参加するための新たな方法を見出すべく、他の関係者と議論を行っているという。

 GT3レースで多くの成功を収め近年のLMP2でも存在感を示している同チームは、3月に一時休止が正式発表されたドイツメーカーのLMDhプログラムを担当するため、アウディに選ばれていた。

 WRTは2021年、WECのトップカテゴリーであるハイパーカークラスにアウディとともに参加することを見込み、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに続いて世界選手権シリーズのLMP2クラスに参入。WECとELMSのLMP2タイトルを獲得し、ル・マン24時間レースでも大成功を収めた後、今季は2台のオレカ07ギブソンでWECに完全集中することになった。

 ボッセによれば、チームは2023年にレースデビューする予定だったアウディLMDhプログラムの“テスト任務”も任されていたという。

「私たちがアウディとLMDhプログラムを行うと発表されたことはなかったが、実際に参加していたのは事実だ」とSportscar365に語ったボッセ。

「それは(アウディのLMDh一時休止)は私たちの計画を変えさせた。しかし、昨年の素晴らしい結果と耐久レースでのチームの血統のおかげで、ここ数週の間に素晴らしいコンタクトがあった」

「私たちはまだ同じ計画を持っているが、それはおそらく1年遅らせなければならないだろう」

 同氏はまた、トップレベルでプロトタイプを走らせる可能性について、他の自動車メーカーと話し合いを行っていることを明らかにした。

「我々と一緒に仕事をしたいと思っている人たちと話し合っている」と彼は語った。

「ハイパーカーには、将来的にかなりの関心が寄せられている。もし、私たちがそこに参加できるのであれば、行くつもりだ。不可能なら他のことに集中する」

「だが、私たちの未来はWECを中心に据えることになるだろうと、いい予感がしている」

■次のページへ:LMDhプログラム次第でGT3メーカーのスイッチもありえる

2021年4月29日に公開されたアウディLMDhプロトタイプの車両イメージ
2021年4月29日に公開されたアウディLMDhプロトタイプの車両イメージ

この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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