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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.05.06 13:19
更新日: 2022.05.06 13:54

改修後のスパでトヨタGR010ハイブリッドが初走行。初日は決勝に向けた準備に専念/WEC第2戦

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ル・マン/WEC | 改修後のスパでトヨタGR010ハイブリッドが初走行。初日は決勝に向けた準備に専念/WEC第2戦

 3月に行われた開幕戦から約1カ月半のインターバルを経て、WEC世界耐久選手権は第2戦スパ・フランコルシャンのレースウイークを迎えた。その初日となった5月5日(木)は15時30分からフリープラクティス1回目(FP1)が行われ、2台のトヨタGR010ハイブリッドでハイパーカークラスに参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車が総合8番手/クラス2番手、セバスチャン・ブエミ/平川亮/ブレンドン・ハートレー組8号車は総合13番手/クラス3番手につけた。

 トヨタが過去9戦中6勝を挙げているWECスパの舞台となるスパ・フランコルシャン・サーキットは、昨年秋からコースの改修工事が実施され1周7.004kmのコースレイアウトには変更はないものの、一部のセクションで再舗装が行われるとともに、コース外のランオフエリアが改良されている。

 そんな新しいスパ・フランコルシャンでの初走行となったFP1において、トヨタ陣営は1周のラップタイムは追わず7日(土)に行われる決勝6時間レースへ向けての準備に専念した。その結果として初日はLMP2マシンや同じハイパーカークラスのライバルに先行を許すリザルトになっている。

 トヨタチームは走行初日に実施された90分間のセッションの中で、異なる仕様のタイヤ比較、エアロの確認、またメカニカルやハイブリッドのセットアップ分析などのプログラムをこなした。

■「FP1の結果だけで何らかの結論を出すのは早すぎる」とロペス

 FP1をクラス2番手/総合8番手のタイムで終えた7号車トヨタGR010ハイブリッドは、今大会で新シャシーを導入。これは前戦セブリングでコンウェイ/可夢偉/ロペス組のマシンがクラッシュで大破したためだ。そのニューマシンは軽微な技術的トラブルが発生した影響でFP1終了時刻よりも若干早めにセッションを終えることとなった。
 
 一方、開幕戦で2位となった8号車トヨタGR010ハイブリッドは、7号車とは異なるプログラムを消化し、初日をクラス3番手/総合13番手で終えている。

 今季のWEC第2戦『トタルエナジーズ・6アワーズ・オブ・スパ・フランコルシャン』のレースウイーク2日目となる6日(金)は、日中にFP2とFP3が実施された後、夕方18時20分(日本時間25時20分)から決勝レースのグリッドを決定する予選が行われる。

 WEC第2戦スパ6時間の走行初日を終えたTOYOTA GAZOO Racingドライバー6名のコメントは以下のとおりだ。

新設のグランドスタンドからの眺め。オー・ルージュからラディオンにかけても改修工事でランオフエリアが拡げられた
新設のグランドスタンドからの眺め。オー・ルージュからラディオンにかけても改修工事でランオフエリアが拡げられた
ホセ-マリア・ロペス(奥)と小林可夢偉(手前) 2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン
ホセ-マリア・ロペス(奥)と小林可夢偉(手前) 2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン

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