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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.05.16 14:20
更新日: 2022.05.16 14:38

“アキュラ不敗”のミド・オハイオ、キャデラックがポール獲得もWTR10号車が逆転勝利/IMSA第5戦

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ル・マン/WEC | “アキュラ不敗”のミド・オハイオ、キャデラックがポール獲得もWTR10号車が逆転勝利/IMSA第5戦

 アメリカ・オハイオ州のミド・オハイオ・スポーツカーコースで5月14~15日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年シーズン第5戦が行われ、ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)が運営するコニカミノルタ・アキュラARX-05の10号車アキュラ(リッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組)が優勝した。

 近年、ホンダの北米ブランドであるアキュラがタイトルスポンサーを務めてきたイベントは、2022年からサポートブランドがレクサスに替わり、新たに『レクサス・グランプリ・アット・ミド・オハイオ』として開催されることになった。

 ミド・オハイオがIMSAシリーズの一戦に加わった2018年以降、同トラックではアキュラARX-05が無敗を誇っている。これにストップをかけたいキャデラックDPi-V.Rはこの第5戦を前に変更されたBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)によって10kg軽くなった最低重量を武器に、セバスチャン・ブルデー駆るキャデラック・レーシング(チップ・ガナッシ・レーシング)の01号車キャデラックが予選最速タイムを記録。ポールポジションを獲得した。

 晴天のドライコンディションで迎えた決勝ではスタート直後、予選で2番手グリッドを得たフィリペ・アルバカーキ駆る10号車アキュラARX-05にポジションを奪われてしまうが、9周目にブルデーが首位を奪還。その後は01号車キャデラックが、WTRとメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)のアキュラARX-05ペアを引き連れた状態でレースが進む。

 ブルデーからランガー・バン・デル・ザンデにドライバーチェンジした01号車は一時後続に6秒近いギャップを築いたが、スタートから1時間30分後に出されたこのレース唯一のフルコースコーションによってアドバンテージはゼロに。さらに、リスタート後には10号車アキュラとのサイド・バイ・サイドのボトルの中で接触、スピンを喫しクラス最後尾に転落してしまう。

 アキュラの“ミド・オハイオ5連覇阻止”を図ったチップ・ガナッシ・レーシングの一角はこれによって勝負権を失い、最終的に総合5位でのフィニッシュとなった。

 一方、リスタート後のバトルを経てトップに再浮上した10号車アキュラは、前戦ラグナ・セカでも同門対決を演じたMSR60号車の追撃を振り切ってトップチェッカー。2戦連続の優勝を果たすとともに大会連覇を飾った。

 60号車アキュラは2戦続けての2位フィニッシュ。総合3位には5番手スタートから順位を上げてきたウェーレン・エンジニアリグ・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.Rが入った。

01号車キャデラックDPi-V.Rと10号車アキュラARX-05のバトルは軽い接触後、後者のスピンによって終幕
01号車キャデラックDPi-V.Rと10号車アキュラARX-05のバトルは軽い接触後、後者のスピンによって終幕
60号車アキュラARX-05と31号車キャデラックDPi-V.R
60号車アキュラARX-05と31号車キャデラックDPi-V.R

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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