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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.06.18 07:15
更新日: 2022.06.18 02:47

優勝トロフィーがトヨタに帰還/観客数は前年の4倍超.etc【ル・マン24時間SNSまとめ】

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ル・マン/WEC | 優勝トロフィーがトヨタに帰還/観客数は前年の4倍超.etc【ル・マン24時間SNSまとめ】

 6月11日から12日にかけてフランス、ル・マンのサルト・サーキットで開催された第90回ル・マン24時間レースは、既報のとおりTOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が勝利を収め、トヨタが大会5連覇を果たした。ここではWEC世界耐久選手権第3戦として行われた同レースに関連したSNSをいくつか紹介する。

* * * * * * 

■ミシュラン、四半世紀負け知らず

ハイパーカー、LMGTEプロ、LMGTEアマの各クラスを戦うマシン用に約7000本ものタイヤをル・マンに持ち込んだミシュランは今回、1998年から続く総合優勝の連勝記録を25に伸ばした。

 24時間で380周を周回した8号車トヨタは、距離にして5177.17kmを走破。平均スピードは215.4km/hをマークしている。

■8冠王者のルーキーは大人気

 WRC世界ラリー選手権で通算8度のワールドチャンピオンを獲得しているセバスチャン・オジエが、ル・マン24時間レースに初出場。リシャール・ミル・レーシングチームの1号車オレカ07・ギブソンを駆りクラス9位完走を果たした。決勝を前に行われたドライバーズパレードではご覧の熱狂ぶり。流石は母国のヒーロー。

■汚れに感じるドラマ

 耐久レースに限った話ではないが、やはり長い距離を走れば走るほどマシンは汚れていくもの。レースを終えたクルマたちに残る傷や汚れは、そこにドラマを感じさせるものであり戦った勲章でもある。

■唯一のデイトナ・フィニッシュ

 耐久レースの名シーンのひとつに同一チームや同一メーカー車によるランデブー状態でのフィニッシュ、通称デイトナ・フィニッシュがある。今年はワン・ツー・フィニッシュを飾ったトヨタの2台が同一ラップであったためハイパーカークラスでは実現しなかったが、38号車オレカ07・ギブソンが独走での優勝を果たしたLMP2クラスではJOTAの38号車と姉妹車の28号車(クラス3位)が揃ってフィニッシュした。

 ル・マンでダブル表彰台を獲得したJOTAの強さの秘密はなにか。その答えをチームが明かした。

■勝利のダンス

 そのJOTAのマシンを駆り、ロベルト・ゴンザレス、ウィル・スティーブンスとともに表彰台に頂点に立ったアントニオ・フェリック・ダ・コスタはtiktokで勝利の舞(?)を披露。今回新たに加わったル・マンの優勝トロフィーのほかにも、目を引くものがちらほら。

@afelixdacosta13 LE MANS WIN? LE MANS DANCE #fyp #racing #24hours #lemans ♬ Somebody That I Used to Know (Remix) – ♬

■返還した優勝トロフィーがふたたびトヨタのもとに

 決勝レース前のセレモニーで、中嶋一貴TGR-E副会長によって返還されたトロフィーが優勝車とともにドイツ・ケルンのTGR-Rに戻ってきた。ファクトリーで働くスタッフら多くの人に出迎えられたトロフィーは首脳陣とハートレーによって“定位置”へと戻されている。

 なお、トロフィー返還セレモニーに登場したグループCカーの『トヨタトムス85C』と中嶋副会長は、関谷正徳氏とのコンビで7月2日にサルト・サーキットで開催されるル・マンクラシックに出場することが発表されている。

■長い長い欧州での戦いを終えてアメリカへ

 ル・マン24時間だけでなく、その2週間前にドイツで開催されたニュルブルクリンク24時間レースにも参加していた、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)のジム・グリッケンハウス氏。ル・マン総合3位のトロフィーを片手に誇らしげ。

■シートベルト、ヨシ!

 LMGTEアマで2020年以来、2年ぶりにクラスウイナーとなったTFスポーツは優勝トロフィーを裸でお持ち帰り!?

■7度目の表彰台でついに掴んだ優勝

 日本でも“マコ”の愛称でお馴染みのフレデリック・マコウィッキは、2022年のル・マンが自身10回目の参戦となった。彼は過去にクラス3位を2回、クラス2位は4度経験しているものの、優勝だけはなかった。しかし今年は勝利の女神が味方につき悲願のル・マンウイナーに。マコウィッキはレース後、「素晴らしい仕事をしてくれたチーム全員に感謝する」とメッセージを綴った。

■スペシャルヘルメットのお値段は?

 レースウイークの水曜Topicsでも紹介した、ピポ・デラーニの特別ヘルメットがオークションに掛けられ、最終的に1万3122ドル(約6万5000レアル/約177万円)で落札された。この収益金はブラジルのサンパウロにある小児・青少年病院GRAACCへの寄付される予定だ。

■前年比5倍に迫る観客が来場

 2020年は無観客、2021年は5万人に制限しての開催となったル・マンが、3年ぶりに観客人数の制限を撤廃した。その結果、第90回大会として行われた2022年大会は24万4000人を超える観衆が集まったという。2023年はプジョーとフェラーリのハイパーカー、ポルシェとキャデラックのLMDhカーなどの参戦が予定されているだけでなく、100周年の記念大会となるため、その数はさらに増えることが予想される。


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