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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.08.12 18:17
更新日: 2022.08.12 18:27

「ランボルギーニでル・マンに出る」ワークスドライバーを目指す根本悠生に新たな目標。GT3の先にはLMDhも

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ル・マン/WEC | 「ランボルギーニでル・マンに出る」ワークスドライバーを目指す根本悠生に新たな目標。GT3の先にはLMDhも

 2020年にランボルギーニGT3プログラムの育成ドライバーに選出され、イタリアGT選手権やGTワールドチャレンジ(GTWC)・ヨーロッパでの研鑽を経て、今年は以前から目標としていた念願のGTWCヨーロッパ・エンデュランスカップのシルバーカップへ、イタリアのVSR(ヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング)から参戦中の根本悠生。日本人として海外メーカーのワークスドライバーに一番近い存在として活躍する彼に、5月に発表されたランボルギーニのLMDhプログラムなどについて話を聞いた。

――今年のル・マン24時間耐久レース開始前に、ランボルギーニのLMDhプロジェクトが正式に発表となりました。根本選手は現在、ランボルギーニの育成ドライバーとしてGTWCヨーロッパ・エンデュランスカップに参戦中ですが、育成ドライバーにはLMDhプロジェクトに関して、なにか具体的な告知はあったのでしょうか?

根本悠生(YN):ランボルギーニ・モータースポーツ代表のジョルジオ・サンナからは、私たちジュニアドライバーに対しては直接新しいプロジェクトに関しての話はまだありません。ただし、ランボルギーニはとてもこじんまりとしていますから、ファクトリーに行くと、冗談半分で色んな話題が出てきますので、そこで耳に入る話は多少あります。

YN:私の所属するVSRのチーム代表であるヴィンツェンツォ・ソスピリや、ランボルギーニのサンナとは、私の今後については機会があるごとにさまざまな話し合いを持っていますが、WEC世界耐久選手権やル・マン24時間へというような具体的な話はまだしていません。

――いまはジュニア育成プログラムに集中して、ワークスドライバーのシートを獲得すべく研鑽中ということですね。

YN:私はランボルギーニのジュニアドライバーに選出していただいてから、いまもずっと正式にファクトリードライバーになることを目標としています。もちろんLMDhのプロジェクトに加われたらこんな光栄なことはないかと思いますが、メンバーに選ばれるのかどうかは、まずはファクトリードライバーのシートを確実にしてからだと思っています。

――すでにあなたの先輩ドライバーのミルコ・ボルトロッティとアンドレア・カルダレッリの2名がLMDhプログラムに加入することが発表されています。恐らく残りのドライバーは後に発表されるのでしょうね。

YN:選ばれるドライバーは速さだけではなく、マーケティング要素も選ばれる理由のひとつにあるのではないかと思います。私のアジア人としてアイデンティティーをフルに活用して、いつかはランボルギーニでル・マンへ出るという目標は新たに追加されましたし、参戦できるようにしっかりと気を引き締めて頑張りたいと思います。

VSRの563号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ 2022スパ24時間
VSRの563号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ 2022スパ24時間

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