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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.08.31 09:44
更新日: 2022.08.31 09:45

ブレンドン・ハートレーがアキュラ陣営の“助っ人”に。タイトル争うWTRからIMSA最終戦プチ・ル・マン出場へ

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ル・マン/WEC | ブレンドン・ハートレーがアキュラ陣営の“助っ人”に。タイトル争うWTRからIMSA最終戦プチ・ル・マン出場へ

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに参戦しているウェイン・テイラー・レーシング(WTR)は8月30日、10月1日にジョージア州ロード・アトランタで行われるシーズン最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』での3人目のドライバーとして、ブレンドン・ハートレーを起用すると発表した。

 元F1ドライバーで、現在はWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingの一員でもあるニュージーランド人のハートレーは、レギュラードライバーのリッキー・テイラー、フィリペ・アルバカーキとともにWTRの10号車アキュラARX-05をドライブすることになる。

 今季ここまで4勝を挙げて僅差のランキング首位に立っているテイラーとアルバカーキは、DPi時代最後の王者を決する非常に重要な10時間レースに向け、ハートレーという強力な助っ人を得ることになる。

 シーズン当初、プチ・ル・マンを含むミシュラン・エンデュランス・カップのドライバーとして発表されていたウィル・スティーブンスは最終戦には出場しないものの、WTRとは来季に導入されるLMDh車両『アキュラARX-06』のテストと開発に関する契約を結んでいるものと見られる。

ウェイン・テイラー・レーシングの10号車アキュラARX-05 2022デイトナ24時間
ウェイン・テイラー・レーシングの10号車アキュラARX-05 2022デイトナ24時間

 ハートレーにとっては、これが4度目のプチ・ル・マン参戦となる。最後の参戦は、DPi初年度にエクストリーム・スピード・モータースポーツ(テキーラ・パトロン・ESM)のニッサン・オンロークDPi陣営のラインアップに加わり優勝した2017年である。

「プチ・ル・マンにウェイン・テイラー・レーシングから参戦できることを、とても嬉しく思っている」とハートレーはコメントしている。

「過去にはライバルとして何度も対戦しているチームだけど、彼らがレースと選手権の勝ち方を知っていることは明白だ」

「数週間前にウェインから電話があったとき、僕はそのチャンスにすぐさま飛びついた。とくに、リッキーとフィリペがチームメイトであることが大きい」

「プチ・ル・マンは何度か走ったことがあるし、僕にとっては2012年にアメリカでの耐久レースデビューを果たした特別なレースでもある。タフな、昔ながらのサーキットであり、どのドライバーも大好きなコースだ」

「WTRがタイトル争いの真っ只中にいることはよく理解しているし、その分プレッシャーもあるけど、気合いが入っているよ。エンジニアやチームメイトとはすでにコミュニケーションを取っているし、僕が素早くマシンのスピードに慣れるために必要な情報は、すべて与えてもらっている」

 チームオーナーのウェイン・テイラーは、「ブレンドンと私は数年前から連絡を取り合っていて、一緒に仕事をすべき機会をうかがっていたんだ」と明かす。

「彼はとても才能があるし、彼は我々のミッションに模範的な何かをもたらしてくれる。ル・マン、F1、WECでの彼の実績が、それを物語っている。

「同様に重要なことは、彼はリッキーとフィリペの良きチームメイトとなることであり、我々のチームにとってぴったりの存在である、ということだ」

 アルバカーキとリッキー・テイラーは現在、同じアキュラ陣営であるメイヤー・シャンク・レーシングのトム・ブロンクビスト&オリバー・ジャービス組に19ポイントの僅差で選手権のリードを保っている。

シーズン4勝目を挙げてシリーズランキングでも首位に立ったフィリペ・アルバカーキ(左)とリッキー・テイラー(右) 2022年IMSA第10戦ロード・アメリカ
シーズン4勝目を挙げてシリーズランキングでも首位に立ったフィリペ・アルバカーキ(左)とリッキー・テイラー(右) 2022年IMSA第10戦ロード・アメリカ


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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