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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.09.05 18:25
更新日: 2022.09.05 18:37

小林可夢偉率いるトヨタWECチームとGR010ハイブリッドが富士に凱旋「この週末は特別なものになる」

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ル・マン/WEC | 小林可夢偉率いるトヨタWECチームとGR010ハイブリッドが富士に凱旋「この週末は特別なものになる」

 小林可夢偉と平川亮、ふたりの日本人ドライバーを擁するTOYOTA GAZOO Racingは、WEC世界耐久選手権の日本ラウンドとして9月9~11日に富士スピードウェイ開催される、2022年シーズン第5戦富士6時間レースで表彰台の頂点を目指す。

 今年から7号車のドライバーとチーム代表を兼任する可夢偉が率いているTOYOTA GAZOO Racing。ル・マン5連覇を成し遂げた現シリーズチャンピオンチームのハイパーカー『トヨタGR010ハイブリッド』は、展示イベントのために来日することはあったが、富士スピードウェイを含め日本のサーキットでレースをするのは今回が初めてとなる。

 富士でのWEC戦は、チームにとって単なるホームレースという以上の意味を持っている。なぜならトヨタGR010ハイブリッドに搭載されているハイブリッド・パワートレインは、富士スピードウェイにほど近いトヨタの東富士研究所で開発・製造されているためだ。また、この週末は東富士の多くのスタッフたちにとって、2021年にデビューしたGR010ハイブリッドがレースで戦う姿を初めて目にする機会となる。

 7月上旬に行われたイタリア戦、WECモンツァでシーズン後半戦に突入した今季のシリーズは、すでに4戦が終了済み。残すは第5戦富士と最終戦バーレーンの計2戦となっている。

 タイトル防衛を目指すTOYOTA GAZOO Racingは現在、マニュファクチャラー選手権でアルピーヌを15ポイントリードして首位に立つ。一方、ドライバー選手権では反対にリードを許しており、ル・マンウイナーとなった8号車のセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組がランキング首位から10ポイント差の2位、姉妹車7号車のマイク・コンウェイ/可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組は30ポイント差の同3位につけている。このためトヨタにとって週末の凱旋レースは、“ホームレース”であるとともに、激しい選手権争いのなかで落とせない一戦でもある。

霊峰富士の麓、富士スピードウェイで2019年以来、3年ぶりにWEC富士が開催される
霊峰富士の麓、富士スピードウェイで2019年以来、3年ぶりにWEC富士が開催される

 過去の成績を確認するとトヨタと富士スピードウェイの相性は抜群に良く、WEC参戦初年度の2012年から2014年にかけて3連覇を達成している。また、2016年からは4連覇中。3年ぶりの開催となる2022年は大会5連覇が懸かる。

 そんな今年のWEC富士は9日(金)から走行がスタートする。初日は各90分間のフリープラクティスが2回実施され、ここで予選や決勝に向けた準備や確認作業が行われることになる。10日(土)は60分のプラクティス3回目に続き、午後に決勝のグリッドを決める予選を実施。11日(日)に行われる6時間レースは日本時間11時にスタートが切られる予定だ。

 3年ぶりの凱旋レースで勝利を狙うTOYOTA GAZOO Racingドライバーたちのコメントは以下のとおり。

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