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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.09.27 17:31
更新日: 2022.09.27 17:32

激闘終えたGTワールドチャレンジ・アジア。“全15種”におよぶ2022年クラスタイトル獲得者一覧

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ル・マン/WEC | 激闘終えたGTワールドチャレンジ・アジア。“全15種”におよぶ2022年クラスタイトル獲得者一覧

 9月25日に岡山国際サーキットで行われた第10戦をもってシーズン終了となった2022年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS。マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを皮切りに、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、スポーツランドSUGO、そして岡山と日本の4サーキットを転戦し、各週末60分の決勝レースを2回開催、トータル10レースで選手権が争われた。

 最終レースまで続いたタイトル争いの結果、GT3カテゴリーのオーバーオール(総合)ドライバー選手権は、カーガイ・レーシングの木村武史&ケイ・コッツォリーノが獲得。アジアチャンピオンに輝くこととなった。

 カテゴリー(GT3、GT4)ごとに、ドライバー構成によるクラス分けが行われていること、そして“選手権のなかの選手権”という位置付けで、日本開催の4ラウンドにおいてJAFライセンスを持つドライバーが争う『ジャパンカップ』のタイトルが設けられたことから、GTWCアジアのランキングはじつに15種も存在する。ここでは各カテゴリー・クラスにおける、2022シーズンのタイトル獲得者を整理してお伝えしよう(一覧は記事末尾)。

 GT3車両で参戦するドライバーが争う【GT3ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT3オーバーオール)】は、前述のとおり木村/コッツォリーノ組が獲得。このふたりは、ジャパンカップの2タイトル、すなわち【GT3ジャパンカップ・ドライバーズ・チャンピオンシップ】と、【GT3ジャパンカップ・プロ/アマ・ドライバーズ】も制し、3冠を達成している。

ジャパンカップと合わせて3冠を達成したカーガイ・レーシングの木村武史/ケイ・コッツォリーノ
ジャパンカップと合わせて3冠を達成したカーガイ・レーシングの木村武史/ケイ・コッツォリーノ

 続いて【GT3プロ/アマ・ドライバーズ】のランキングでは、トリプルエイトJMR99号車メルセデスのH.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター組が、木村/コッツォリーノ組を5ポイント差で下し、タイトルを獲得。

 シルバードライバー2名のコンビで争われる【GT3シルバー・ドライバーズ】は、ヨギボー・レーシングの横溝直輝が制した。ヨギボーでは開幕のセパンラウンドを密山祥吾、第2ラウンド以降を藤波清斗がドライブしたため、タイトル獲得は全戦参戦した横溝単独となった。

2022GTワールドチャレンジ・アジア GT3シルバードライバーズ・タイトルを獲得した横溝直輝
2022GTワールドチャレンジ・アジア GT3シルバードライバーズ・タイトルを獲得した横溝直輝

 ブロンズドライバー2名のコンビで争われた【GT3アマ・ドライバーズ】の首位は、アンドリュー・マクファーソン/ウイリアム・ベン・ポーター組(AMACモータースポーツ/ポルシェ911 GT3 R)の手に。また、チーム単位で競う【GT3チームズ・チャンピオンシップ】は、2台のメルセデスAMGでエントリーしたトリプルエイトJMRが制している。

 GT4車両で争う【GT4ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT4オーバーオール)】王者に輝いたのは、ブライアン・リー/安岡秀徒組(GTOレーシングチーム/メルセデスAMG GT4)だ。同時に彼らは【GT4シルバー/アマ・ドライバーズ】も制し、さらにGTOは【GT4チームズ・チャンピオンシップ】も制したことで、3つのタイトルを獲得している。

GT4カテゴリーを制したブライアン・リーと安岡秀徒
GT4カテゴリーを制したブライアン・リーと安岡秀徒

 ブロンズドライバーで構成される【GT4アマ・ドライバーズ】では、アキランド・レーシング(トヨタGRスープラGT4)の大山正芳が首位に。大山は同時に【GT4ジャパンカップ・アマ・ドライバーズ】のタイトルも手にしている。

 残るジャパンカップのタイトル獲得者を見ていこう。GT3のブロンズコンビが争う【GT3ジャパンカップ・アマ・ドライバーズ】は、チーム・ウエマツ(マクラーレン720S GT3)の植松忠雄/内田優大組が制覇。

 チームGMB(メルセデスAMG GT4)の羽田野宏明/細川慎弥組は、【GT4ジャパンカップ・ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT4オーバーオール)】【GT4ジャパンカップ・シルバー/アマ・ドライバーズ】を制している。

 2023年シーズンは、さらなる参戦台数の増加も見込まれるGTWCアジア。すでにカレンダーは発表されており、開幕戦は5月、タイのチャン・インターナショナル・サーキットで開催される。その後、富士、鈴鹿、初開催となるモビリティリゾートもてぎ、岡山、そしてセパンと6サーキットでのレースが予定されている。

■2022ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS
ランキングトップ一覧

【GT3ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT3オーバーオール)】
木村武史/ケイ・コッツォリーノ

【GT3プロ/アマ・ドライバーズ】
H.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター

【GT3シルバー・ドライバーズ】
横溝直輝

【GT3アマ・ドライバーズ】
アンドリュー・マクファーソン/ウイリアム・ベン・ポーター

【GT3チームズ・チャンピオンシップ】
トリプルエイトJMR

【GT4ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT4オーバーオール)】
ブライアン・リー/安岡秀徒

【GT4シルバー/アマ・ドライバーズ】
ブライアン・リー/安岡秀徒

【GT4アマ・ドライバーズ】
大山正芳

【GT4チームズ・チャンピオンシップ】
GTOレーシングチーム

【GT3ジャパンカップ・ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT3オーバーオール)】
木村武史/ケイ・コッツォリーノ

【GT3ジャパンカップ・プロ/アマドライバーズ】
木村武史/ケイ・コッツォリーノ

【GT3ジャパンカップ・アマドライバーズ】
植松忠雄/内田優大

【GT4ジャパンカップ・ドライバーズ・チャンピオンシップ(GT4オーバーオール)】
羽田野宏明/細川慎弥

【GT4ジャパンカップ・シルバー/アマ・ドライバーズ】
羽田野宏明/細川慎弥

【GT4ジャパンカップ・アマ・ドライバーズ】
大山正芳

GT3プロ/アマドライバーズでランク首位となったH.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター
GT3プロ/アマドライバーズでランク首位となったH.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター
GT3カテゴリーのチームタイトルを獲得したトリプルエイトJMRの888号車メルセデスAMG GT3
GT3カテゴリーのチームタイトルを獲得したトリプルエイトJMRの888号車メルセデスAMG GT3
GT3アマ・ドライバーズを制したA.マクファーソン/W.ベン・ポーター組ポルシェ911 GT3 R(AMACモータースポーツ)
GT3アマ・ドライバーズを制したA.マクファーソン/W.ベン・ポーター組ポルシェ911 GT3 R(AMACモータースポーツ)
GT3ジャパンカップ・アマドライバーズを制したチーム・ウエマツの植松忠雄/内田優大組
GT3ジャパンカップ・アマドライバーズを制したチーム・ウエマツの植松忠雄/内田優大組
GT4ジャパンカップで2タイトルを獲得した羽田野宏明/細川慎弥組
GT4ジャパンカップで2タイトルを獲得した羽田野宏明/細川慎弥組
シリーズ全体、およびジャパンカップのGT4アマ・ドライバーズ選手権を制したアキランド・レーシングの大山正芳
シリーズ全体、およびジャパンカップのGT4アマ・ドライバーズ選手権を制したアキランド・レーシングの大山正芳
岡山国際サーキットで開催された2022GTワールドチャレンジ・アジア第9戦 グリッドの様子
岡山国際サーキットで開催された2022GTワールドチャレンジ・アジア第9戦 グリッドの様子


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